ななさんは3歳の娘・みっちゃんと夫との3人暮らし。転勤族のため、ななさんの実家にはほとんど帰れず、夫はいつも自分の両親を優先していました。ななさんは結婚してからずっと、自己中な夫と義母に振り回される日々を送っています。
ある時、恒例になりつつある義両親との旅行に、義姉家族も参加することになりました。
初めての旅行時は義両親が、2度目はななさん家族が宿泊費等を支払ったのですが、今回は夫が「俺にまかせとけ!」と言い、全家族分の旅費をななさん家族が支払うことに。
さらに、「1部屋が浮く分、料理のグレードを上げたりできるだろ?」と夫に言われ、3世帯に対して予約する部屋は2部屋。そして部屋割りは、義姉家族で1部屋、ななさん家族と義両親で1部屋!
食事代もすべてななさん家族が支払い、夜は夫と義両親のいびきがうるさくて眠れず、ななさんにとって散々な旅行でした。
旅行から帰宅し、ななさんがホッとひと息ついていると……。
義母から届く荷物はいつも…
旅行から帰宅し落ち着いたころに、義母から荷物が届きました。
義母からの荷物は毎月届き、もはや定期便。
中身は夫の下着に、夫の栄養剤。
……すべて夫のもの!
いつも届くのは夫のものだけで、孫である、みっちゃんへのものは1つも入っていないのです。
毎月、荷物が届くと義母にお礼の電話をするななさん。
「その下着、まーくんに似合いそうでしょう? ちゃんとはかせてね」
義母は、息子が結婚して父親となった今でも、下着を選んで送ってきます。
「お菓子も入れたけど、ほどほどにしてね。まーくんを太らせないでちょうだい」
もちろん、みっちゃんへのお菓子は入っていません。
そして、息子を太らせないでと心配してくる義母に対し、「は? もう太ってますけど?」