「俺がいつお前を傷つけたって！？」逆上する夫に妻は冷静に指摘を始めて＜3億円当たった主婦＞

主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに！ すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。これまでは夫の言うことは口答えせず、何でも従ってきた加奈子ですが、緊張の糸が切れてしまったことで、ある日夫に嫌味を込めた反論してしまいます。夫はそれに対して逆上するのですが、そんな夫に対し、加奈子は冷静に言葉を返すのでした。

加奈子の態度がこれまでと全然違うことから、浮気を疑い始めた夫。加奈子にスマートフォンを出させると、その場でチェックを始めたものの、特にこれといった情報を掴むことはできず……。

しかし、納得いかない夫は加奈子の荷物を漁り出すことに。すると、お財布からは1枚の宝くじが……！ それを見た瞬間、「くだらないもんに金使って」と宝くじを破ろうとする夫ですが、加奈子は冷静に「ランチ1回にも満たない金額で自分の機嫌を買っている」と反論して……？

妻の言葉に夫はカッとなって…？

「俺がいつお前を傷つけたって……！？

言ってみろ！！具体的に！！」

加奈子の言葉を聞いてカッとなったのか、声を荒らげる夫。

「そもそもお前がまともに

家のことができてないのが原因だろ！

言われても仕方がな……」

「それ、あなたが上司から

いつも言われてることなんじゃない？」

加奈子は夫の言葉を遮ると、

平然とした態度でそう指摘するのでした。

◇◇◇

夫は自分の言動が加奈子を傷つけているという自覚はなかったようですが、モラハラな言動が無意識だったというのも少し怖いですよね。"家のことをできていないから言われて当然だ"と夫は思っているようですが、もう少し言い回しなどに思いやりがあれば、加奈子もここまで追いつめられることはなかったのではないでしょうか。

著者：マンガ家・イラストレーター ちなきち