「全開だね!産んじゃおう!」すると、まもなく赤ちゃんの産声が聞こえて…<無痛分娩と産院グルメ>
2020年12月、第2子の妊娠が判明した白井くまさんは、さっそく2人目を出産する病院を探し始めます。1人目の出産経験から、無痛分娩をおこなっていて、おいしいごはんを出してくれる産院で2人目を出産すると決めていて、候補が2つほど挙がったのですが、そのうちの1つ、Aクリニックを選ぶことに。すぐに予約を入れ、病院を受診すると、助産師さんに「経産婦さんだと無痛分娩にしても効き目がないうちに産まれてしまう場合がある」と説明を受けます。しかし、無痛分娩で産むという考えは変わらず、その意思をはっきりと伝えたのでした。
そして、計画無痛分娩を選択し、入院手続きを済ませたあとは、採尿や血圧・体重測定、NSTなどをおこないました。その後の内診では、先生がバルーンを入れることを提案してきたのですが、恐怖を感じながらもバルーンを入れてから1時間が経過すると、生理痛のピーク時のような痛みを感じ始めていた白井さん。
そんな中、昼食が運ばれてくると、なんとか痛みがおさまったタイミングで食事をとることに。しかし食べている途中、とてつもない痛みに襲われてしまいます。
なんとか残っていたごはんを食べ終えると、すぐにナースコールを押したのでした。
先生がやって来て内診をしたあと、麻酔のために腰に注射を打ちました。麻酔が効くまでの間、痛みに悶えていましたが、麻酔が効くと余裕の表情に。そんな中、1人の助産学生が出産に立ち会うことが決定。その後、陣痛促進剤を追加することになるのですが、薬を追加されると余裕だった表情が一変。痛みで悶える姿を学生がやさしく励ましてくれたのでした。
促進剤追加から1時間後、出産のクライマックスに…!
「大丈夫。もうすぐですよ~」
「おお~きてるね~。おっし! 内診してみようか!」
「……うん、全開だね」
「よし! 産んじゃおう!」
その言葉に「はい!」と返事をする白井さん。
「力入れて!」
「目開いて! 頭見えてるよ!」