2023年9月28日 22:00
「首を絞めにくるんだ」テレビの有名人を指差し…母の被害妄想&トンデモ発言に困惑<統合失調症の母>
統合失調症の母に育てられた“わたしちゃん”。思い出せる一番古い記憶は、幻覚や妄想で騒いでいる母の姿。病気のせいもあり、家の中は汚く、自分で食事を作り食べることもしばしば。唯一の理解者である、“今のわたし”が当時のわたしちゃんの気持ちに寄り添います。母の病状で特に目立っていた被害妄想により、毎日のようにお隣さんを攻撃していた母。あるとき、物干し竿に、「◯◯◯◯(お隣さん)出ていけ!」と書いた紙を吊るし、母は警察から注意を受けていました。
「お母さんも自分も捕まっちゃっうんじゃないかと、怖かったんだよね」
当時を振り返る、今のわたし。
警察に注意された出来事は、わたしちゃんの記憶に鮮明に残っており、母の言動は他の人から非難されることだとはっきり認識しました。
周りの目を気にするようになったわたしちゃんは……。
母の現実離れした被害妄想
現実離れした被害妄想も多かった母。
テレビに出ている有名人を見て、「寝てるときにお母さんの首を絞めに来るんだよ」と、わたしちゃんに話します。
「この人、すごく有名な人だよ。うちに来たりしないと思う」
あるとき、どう考えてもおかしいと思い、言い返したわたしちゃん。
すると母は、「わたしちゃんはまだ小さいからわからない! こうやってお母さんの首を絞めてくるんだよ」と言って、わたしちゃんの首を絞めるマネをしました。
「お母さんには話が通じないと思って、悲しかったよね」
大人になったわたしが振り返るように、わたしちゃんはこのころから、母と意思の疎通や心を通わせることを諦め始めました。
小学生に上がる前の記憶。
「お母さんのおっぱいを触ってみたい」
母に甘えたい気持ちから、母のおっぱいを頻繁に触っていたわたしちゃん。