2023年12月10日 22:40
「おばあちゃんみたいなママだね」高齢出産の母を見下した同級生→涙した娘が仕返しを企てた結果…
53歳の私は、23歳と8歳の歳の差姉妹のママです。夫は病気で他界していて、2人の娘を育てるために、朝から夕方までは工場、夜はファミレスと、休む間もなく働いていました。これまで住んでいた家が老朽化で取り壊されることになり、新たなマンションに引っ越しを決めたとき、とある母娘と出会ったことで、次女の生活が一変します。
引っ越し直後、マンションのエントランスで、次女と同じくらいの女の子2人と20代後半くらいの若い女性2人とすれ違いました。大きな声で話をしているので、自然と会話が聞こえてきます。若い女性が話していたのは……。
引っ越し先で出会ったのは…
若い女性2人が話していたのは、昼間から子どもだけで家に留守番をさせ、ホストクラブに行く計画。私が圧倒されていると、彼女たちは長女に話しかけてきました。
「ママさん若いのねぇ!」
よくあることですが、次女の母親を長女だと勘違いしている模様。次女がママは私のほうだと説明すると、2人とも口を開けて驚いていました。
「おばあちゃんかと思ったわ……」
これも聴き慣れたセリフでしたが、やはりすこし気まずいので、軽く挨拶をしてその場を立ち去りました。
「すでに初老じゃない!?」
「自分の母親が老人とか、私だったら絶対嫌だわ!」
私の耳には、2人のそんな会話がしっかり聞こえていました。
泣きながら帰ってきた次女
数週間後。転校先の学校から帰ってきた次女が、涙を流しながらリビングに入ってきたので、私はビックリしてしまいました。次女は泣きじゃくりながら「どうして他のママは若いのに、ママは若くないの!?」と言って自分の部屋に閉じこもってしまいます。
おそらく先日エントランスであった同じマンションの女の子たちが、母親に影響されて何か言ったのでしょう。
大方察しはついていました。
次女を産もうと決めたとき、いつかこんな日がくるかもしれないと思って覚悟したものの、実際にそうなってみると、想像していたよりもはるかにつらいものでした。泣くつもりはなかったのに、涙が止まりません。
そのタイミングで長女が帰宅。娘に心配はかけたくありませんが、なぜ泣いているのか? と問いただされ、私は洗いざらいあったことを話しました。