2023年12月13日 22:40
育児でボロボロだった私。夫「もう無理!別れよう」公園で泣いていると、私の人生を変えた出会いが!?
私はいよいよ社会人になるというタイミングで妊娠しました。就職先も決まっていたところでの妊娠に戸惑いましたが、頼もしい彼を信じて結婚することにしたのです。
私はすでに決まっていた就職先を辞退して、夫を支える専業主婦になりました。結婚してから数カ月が経ち、新しい生活にもやっと慣れてきたころ、私は無事に娘を出産! しかし、出産を機に私と夫の間には溝ができてしまいました。
信じていた夫が…
ある日、仕事から帰った夫は、部屋に入るなりイライラを爆発させました。理由は部屋が散らかっていること。「朝から晩まで1日中家にいるのに、何をしていたんだ」と私を責めます。
そうはいっても、私だって怠けているわけではありません。
娘のお世話で手一杯なのです。
さらに夫は、化粧をせず髪もボサボサの私を見て、大きなため息をついて「やっぱ無理だわ。俺たち別れよう」と言いました。
頼もしかったはずの夫がこんなことをいうなんて信じられません。子どもはどうするのか? と聞くと、実家の両親と育てろと言い、離婚届を置いて出ていってしまいました。
運命の出会い!?
泣きながら荷物をまとめていると、あっという間に夜が明けていました。いつ帰ってくるかわからない夫を家で待つのはつらく、私は朝早くから娘をベビーカーに乗せて公園に向かい、何をするわけでもなく、ただベンチに座ってボーっとしていました。
これからどうしよう……。
そんなことを考えていると、1人の女の子がやってきました。
「ねえ! 赤ちゃん見せて!」勢いに圧倒されてしまいましたが、女の子はベビーカーを覗いて娘の様子を観察しています。
「ねえねえ、赤ちゃん泣いてるよ?」
「え? 泣いてないよ?」
「ママの心が泣いてること、赤ちゃんに伝わってるんだよ? だから赤ちゃんが泣いてるの。ママの悲しいことがなくなりますように!」
そう言って女の子は、私の頭をポンポンしてくれました。自然と涙が流れ、気づけば私は声をあげて泣いていました。
強い味方
それを見て慌てた女の子は、父親を連れて戻ってきました。女の子の父・サワダは、事情もわからないまま駆け付けてくれたようです。
私が女の子のせいで泣いているのではないと伝えると、サワダは安心した表情を見せつつ、何かあれば話を聞きますよと言ってくれました。