2023年10月26日 23:00
『昔はみんなやってた』はスルー!1万いいねを超えた高知東生さんのパパ・ママを励ます投稿とは?
「昔は母親一人でやっていた」という昔マウントに苦しむ保護者は少なくありません。しかし、ぜひ見てほしいのが、高知東生さんがXに投稿したつぶやきです。高知さんの投稿には100を超えるコメントが寄せられ、そのほとんどが「今と昔の子育てを比べるものではない」「今子育てしている人すごい」と言う肯定的なものでした。
高知東生さんの投稿に集まった“いいね”の数は投稿から5日で約1.3万。2000回以上もリポストされていました。
「今の親の負担とまったく違う」
子育てしたことない俺が言うのもなんだが「昔の母親は何人も育てた」なんて今の母親を批判する俺ら以上の世代の人をみると「だって俺ら、近所に子どもが沢山いて、親が放っておいても子供達で勝手に遊べたじゃん」と思うんだよな。同じ時代を生きてきたら、今の親の負担と全く違うってわかるよなぁ?
— 高知東生 (@noborutakachi) October 17, 2023
しかし「昔はこんなに大変だったのに……」「今の子育ては楽でいいね」と言う『昔マウント』に苦しんでいる保護者がいるのも事実。子育てが大変なのは今も昔も同じなはず。
なぜそのようなマウントが起きてしまうのでしょう。また、そのようなマウントにどのように対処すれば良いでしょうか。
育児の専門家である大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に、今と昔の子育ての違いについて聞いてみました。
今と昔の子育て、どちらが大変?
小崎先生
「『昔はこうだった…』これは、社会のいろいろなところでよく聞くフレーズです。社会のいろいろな変化を実感している祖父母世代の方々には、特にそのように感じることもたくさんあるのでしょう。
しかし同じレベルで『今のほうが良くなった』ということもたくさんあると思います。
特に子育てに関わる部分について、今昔を比較してみましょう。」
大変になったこと
・地域や親族のネットワークや関係性が薄くなり、子育てのサポートが少なくなった。
- ・子育てに対する社会的な意識や保護者に求められるものが大きくなり、子育て家庭への眼差しが厳しくなった。
- ・習い事や教育への意識が高くなり、子育てに関わる費用やコストが大きな負担となっている。
良くなったこと
・子育て支援の制度やシステム、場所や機会が大きく増えた。