嫁を見下し命令ばかりの義父と感化される夫にウンザリ!男たちをギャフンといわせた作戦とは?
と悪態をつく始末。こんな人ではなかったのに、完全に義父の影響を受け、気持ちが大きくなっているのがわかります。
離婚を決意した女たち
離婚を決心したのはこのときです。しかし心配なのは義母のこと。私は病院に向かい、義母に離婚を打ち明けることにしました。
義母にはすべてお見通しだったよう。義父や夫から言われたことを一言一句当てられてびっくりしました。「今日は離婚の報告?」といわれてドキッとした私。
意を決して打ち明けようとしたところ「実は私も離婚するって決めてるの」と聞かされて驚きが隠せませんでした。
義母はもう何年も離婚を考えていたよう。友だちや親戚付き合いもなく家事もできない、家にいることしかできない義父が定年になり、ますます孤独になるタイミングを狙っていたのでした。
これは女2人、力を合わせるしかありません。私と義母は綿密な離婚計画を立て始めました。
離婚届の出所は?
義母が退院する日、なかなか家に帰って来ずイライラした義父から1本の電話が入ります。しかし義母は「もうあなたとは夫婦じゃないので電話して来ないで」と一蹴。すると今度は私のスマホに夫から着信が入りました。
「義母が帰ってこないというので実家に行って家事をしろ」というもの。もちろん私も言うことは同じ「もう私たち夫婦じゃないから電話して来ないでね!」
義母は以前、酔っぱらった義父からサイン済みの離婚届を叩きつけられたことがあったそう。それを大切に保管し、時が来るのを待っていたのでした。
私はというと、義父に感化された夫に同じことをされたことがあり、同じくサイン済みの離婚届を渡されたことがあったので、それを探し出して提出しました。
その後、引っ越しの準備をする私たちの横でいつまでも文句を言い続ける義父と夫でしたが、ついに事態の大きさに気づいたのか謝罪の言葉を口にしました。しかし「謝って済む時期はもうとうに過ぎてしまった」と義母。私たちは何もできない男たちを残し、新たな生活を歩み始めたのでした。
失うまで大切さに気づかなかったとは、なんとも愚かな話ですね。
夫婦関係に上下はないはずです。幸せな老後を過ごすためにも、互いを尊重し、感謝を伝えることを忘れないようにしたいですね。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
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