ママ友とランチに行ったら私の席だけない!「誘ったのは友達だけ」→性悪なママグループの陰謀に反撃!
早速スタッフに声をかけて席に案内されたのですが、なんだかみんなクスクスと笑っていて嫌な感じです。
その理由は案内されてすぐにわかりました。7人で予約をしたはずだったのに、用意されていたのは6人分の椅子。予約を間違えたのかと焦っていると、ボスママが信じられないことを口にしました。
「あなたが7人で予約をしたって言うから、私が6人の間違いだって訂正の電話をしてあげたの」
このランチ会は「ママ友」のお食事会だったようで、ボスママたちから見て「ママ友」ではない私はお呼びではなかったようです。
「予約を頼まれただけなのに、参加するつもりだったなんて図々しい〜」
「のこのこ来ちゃって恥ずかしすぎ!」と、取り巻きも私を笑っています。
ボスママ軍団は、私に恥をかかせるためにランチ会に誘ったのだとやっとわかりました。スタッフが気を遣って席を増やすこともできると声をかけてくれたのですが、私だってこんな人たちと食事をしたくありません。
「わかりました。私、友だちじゃないようなので帰ります」
私はそう言って、レストランを後にしました。
ボスママを黙らせたのは…
子ども同士が仲良くしているのに、親がいがみ合うのはよくないと思って、今日は私が縁を深める意味もこめてみんなにご馳走しようと思っていたのに……。残念です。
実は今日予約したレストランは夫が経営するレストラン。今日はお世話になっているお礼を兼ねて、とっておきのコースを予約していたのです。コースのお値段は1人5万円。支払いが心配ですが、予約を私に任せたのは彼女たちなので、これでよかったと思うことにします。
家に帰ると、わが家にはボスママの娘・ナナちゃんが遊びにきていました。ナナちゃんは本当にいい子なのに……と思わずにいられません。しばらくすると、ボスママが真っ赤な顔をして乗り込んできました。なんとかお店の支払いはできたようですが、ひどく怒っています。
玄関先で私に吠え続けるボスママを見ていたのはナナちゃんと娘。ナナちゃんはぽそっと「ママ、リナちゃんのママのこと仲間外れにしてるの?」と言いました。そのひと言を聞いて口を閉じたボスママは、文句を言うのをやめて帰っていきました。