夫「母の葬儀に顔出さないなんて何様だ?」→私「お義母さんなら今一緒にいるけど?」実は事件の真相は
「逮捕されたとしても俺は自分が無実だって証言するし、先に俺を侮辱してきたあっちが悪いんだ!」
どんな理由があっても、暴力を振るってよいなどということがあるわけがありません。相手は足を骨折しているのです。直接怪我を負わせたわけではなくても、間接的に夫が怪我をさせたのは間違いありませんでした。
怪我をした夫の友人に頭を下げ、治療費を全額負担することを条件に被害届を取り下げてもらった私。治療費は数十万ほどかかるようです。
「金で解決したならもういいだろ!」「俺は絶対に謝らないからな!」
夫がトラブルを起こすたびに、しりぬぐいに奔走させられる私。自分の非を認めず、責任転嫁してばかりの夫に愛想が尽きてしまいました。
「出て行きます」「もうあなたのことは知らない」と言うと、夫は「すぐ戻って来るんだよな?」と焦り出しました。
「離婚を考えてる」「どうするのが一番良いか冷静にじっくり考えた結果だし、もう面倒見切れないもの」「今の家だって私が家賃を払ってるでしょ。私が買ったものは全部私が持っていくからね」
トラブルを起こしてばかりで一切謝らず、仕事も長く続かない夫とはもう暮らしていけません。お金だけじゃなく、時間まで無駄にしてしまいました。こんな人と結婚したのは、私の人生最大の失敗です……。
義母の葬儀…
1週間後――。
家を出た私のもとに、夫から不在着信が何件も入っていました。「迷惑だし、そんなことされても私は帰るつもりはないよ」と言うと、「そうじゃないんだ!」と夫。
「緊急事態だから電話したんだよ」「母さんが亡くなったんだ……」「明日葬儀をすることになったから、お前にも来てほしい」「会場は地図を送る、時間は12時からだ、絶対に遅れるなよ?」
義母にはかなりお世話になりました。
涙をこらえながら帰る準備をしていると、私のスマホにまたも着信が。その発信主を見て、私の思考は驚きのあまり一瞬止まりました。
翌日――。
「母さんの葬儀に来ないとは何事だ?!」
「父さんも激怒してるぞ!俺に恥かかせる気か!」
「お義母さんなら今一緒にいるけど(笑)」
今、私は義実家で義両親とお茶を飲んでいたところでした。