「子育てする人を探してただけ」息子が自立した途端、離婚宣言!すると息子の人生大暴落!なぜなら…
そう言って、息子も出て行ってしまったのです。
そのすぐ後、私はタツオから離婚を告げられました。子育てと家事全般を押し付けられる人を探していただけで、愛情はなかったと平然と話します。それを聞いた私は、ショックよりも怒りが大きく、その場で離婚届にサインし、荷物をまとめて家を出ました。
衝撃の再会
家を出たものの、これからどうしたら良いかわかりません。あてもなく歩いていると、高級車が私の横に停まり、窓が開きました。中にいたのは、息子の婚約者。すこし話がしたいと言われたので、車に乗せてもらうことにしました。
そこで、泣きながら返った理由を聞かされた私はビックリ! なんと、10年前に事故にあったところを助けた男の子が、息子の婚約者だというのです。
スポーティーな風貌から、事故にあった子どもは男の子だと思い込んでいましたが、婚約者はかなりのスポーツ少女だったらしく、短髪で筋肉質だったそう。私と再会し、運命に感動して泣いてしまったと話しました。
たった2人の家族なのに…
運命とも言える再会に私も感動していたものの、離婚した以上彼女と親子になることはありません。私は、これまでの顛末を話し、謝りました。
婚約者は驚いて息子に電話をかけ、事実を確認した様子。私をけなす発言を聞いて、婚約破棄を言い渡していました。
逆玉の輿に乗ると疑いもしなかったタツオと息子は、あれこれ散財していた様子。
これから支払いに追われることでしょう。その上「婚約破棄されたのは父さんがあの女と離婚したせいだ」「お前の母さんへの態度が悪かったせいだ」と押し付け合い……。たった2人の家族だというのに、いがみあうことになったようです。
私はというと、彼女の計らいで仕事と住む家を手にいれることができました。彼女は私のことを大切にしてくれるので、まるで娘ができたようです。
『情けは人のためならず』と言いますが、こんなふうに自分に返ってくることがあるのですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
子ども中心の旅もいいけれど…子どもが巣立ったらしたいこと【子育ては毎日がたからもの☆ 第149話】