「旦那さんと1年前から付き合ってます♡」と謎の連絡→夫は3年前に亡くなったのに?一体なにが…!?
とあからさまにがっかり。しかし、次の瞬間、またも耳を疑うようなことを言ってきたのです。
「お義姉さん働いてるなら、いっそのこと遺産いらなくない?全部俺にちょうだいよ!」「お義姉さん若いんだし、次の男をとっとと見つけるべき!そのためにも兄貴を思い出すような遺産は俺が使ってあげる」
あまりの言いように、さすがの私もカチンと来ました。「ふざけないで!私は再婚するつもりなんてない!」「悪いけど、夫の遺産はあてにしないで。代わりに私の友だちに優秀なファイナンシャルプランナーさんがいるから、資産管理とか家計の相談に乗ってもらえるように取り計らうから」と言うと、義弟は「下手に出てお願いしてやってるのに……」と怒って電話をブチッときりました。
浅はかな浮気女と義弟の末路
3日後――。
またも謎の女性から私のもとにメッセージが。今度はご丁寧に浮気の証拠となるような写真付きで送られてきました。
「今回のは応えたでしょう?」と文字からもニヤニヤしているのが伝わってきます。私の泣き顔を見たいがために、慰謝料覚悟で写真を送りつけるなんて……呆れるしかありません。それに、私はその写真を見てあることに気付いてしまったのです。
「旦那の浮気相手に舐められてるのにどうして怒らないの!」
「少しは泣いたり悔しがったりしなさいよ!」
「夫は3年前に亡くなったので」
「え?」
「でも…彼のスマホの電話帳にあんたの名前があったし……後ろに(嫁)ってつけてたし……」と勢いを失った彼女に、私は真実を明かすことに。
「私、彼の義理の姉なの。つまり彼の兄の嫁なのよね」
彼女が送ってきた写真に写っていたのは、義弟でした。義弟が浮気していたなんて……というか、義理とはいえ身内の浮気写真を見るのはなかなかキツイものがありますね……。
「う、嘘!私ったらなんて勘違いを……!」と慌てる彼女に対し、私は「大丈夫、気にしないで!」と明るく返しました。
「あなたたちの浮気のことはちゃんと私から奥さんに伝えておくから!」「なかなか彼の奥さんに気付いてもらえないって嘆いてたもんね、ちゃんと浮気写真も全部まとめて送っておくし、弁護士さんも紹介しておくから!」