「いつの間に子ども産んだの?」友人から届いた謎のメッセージ…→不可解な謎の真相とは?
結婚パーティーの目玉は…
親友の結婚パーティーの日。家族や親戚、高校の同級生など親しい人たちだけの集まりで、私の両親も昔から親交があるため招待されています。
結婚パーティーの目玉は、とてもド派手でした。いつも目立つ存在だった、彼女らしい演出。そんな彼女のどうしても用意したかった目玉は……私の夫の不倫公表でした。
あの日親友が撮ってくれた、夫と一緒にいた人物の写真を見て、私はがく然としました。なんと私たちと同じ、高校の同級生だったからなのです。
パーティーの最中、親友が突然発表した不倫の事実に、本人たちは青ざめ、私の家族はみるみる顔を赤くしました。
そして夫は会場から逃げ出し、不倫相手はその場に泣き崩れたのです。
私は夫に電話をして、なぜ逃げるのかと問いました。しかし夫は相当怒っていて話になりません。さらに夫は怒りがマックス状態になり、逆恨みから親友への暴言を吐き、脅迫とも取れるような発言を繰り返したのです。この様子は携帯電話のスピーカー機能で、パーティー会場全体に聞こえていました。
黙っていなかったのは、親友の夫になる人物。彼は弁護士をしていたため、こういう案件はお手のものでした。
あふれる親友への感謝の気持ち
夫は通報されそうになり、私から慰謝料の請求をされ、夫はようやく覚悟を決めたようです。
夫は、すべての真実を話してくれました。不倫は2年も前から始まっており、夫の不妊の話はウソ。あの日抱いていたのは、やはり夫の子どもでした。
なぜあんなウソをついたのか問うと、かわいい子だけがほしかったと……。ぼう然とする私に向かって、夫は話を続けました。不倫相手の顔はかわいいから、きっとかわいい子が生まれると思い、子どもを作ったそうです。そして私の子どもにかわいさは期待できないから、私とは子どもを作らないと決めており、けれど結婚に関しては稼ぎの良い私を選んだと……。
あまりにもひどい発言に、私はブチ切れました。
その後渋々戻ってきた夫は、パーティーの出席者から非難の嵐で迎えられ、私の父に胸ぐらをつかまれて別室へ連行されました。結局夫と不倫相手は床に額をこすりつけて謝罪してきましたが、もう馬鹿らしくなってしまって。2人から慰謝料をもらって、それで終わりにすることにしました。