501gの娘に母乳をあげるため30分頑張るも、得られたのは数滴…⇒すると看護師さんがまさかの発言
36歳で初めて子どもを授かった長谷川みはるさんは、妊娠6カ月目の妊婦健診で上の血圧が180を超えたことから、NICU(新生児集中治療管理室)のある大学病院へ緊急搬送。その後、緊急帝王切開で501gの赤ちゃん・すずを出産しました。お見舞いに訪れた義母と母も娘をかわいく思ってくれているようで、みはるさんは小さな娘にみんなの愛情が注がれていることをうれしく感じます。
娘へ愛のある言葉をかけてくれた義母と母を見送り、みはるさんは午後のマッサージに挑みます。
赤ちゃんも自分も心配事だらけだ…
看護師さんと30分かけてマッサージをしますが、得られた母乳はほんの数滴。
娘には細い綿棒に含ませて口元へ差し出して与えます。
わずかながらも娘の口が動く様子を見て、みはるさんはより頑張ろうと思えたのでした。
しかし、みはるさんの上の血圧のは140まで上がり、首の痛みもある状態に。
搾乳や娘への面会も、痛みに耐えながら行いました。
数日後、みはるさんのほうが先に退院。数日に1回のペースで片道約1時間かけて、娘の面会に通います。
このときみはるさんは産後10日を過ぎていましたが、5mlからほとんど増えない搾乳量に不安を感じるようになったのでした。
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妊娠・出産・育児はどれも個人差だらけで、経験者であっても不安が多いもの。ましてや待望の第1子とあれば、なおさら不安に思ってしまいますよね。
皆さんの中にも、産後に不安を感じていた方は少なくないのではないでしょうか?
心配事があればささいなことでも遠慮せず、担当医師や看護師さん、助産師さんへ相談してみてくださいね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。