不倫夫「離婚してくれ」→妻「は?するわけないじゃん」妻が企んだ計画で、夫は顔面蒼白に…
そして数週間後、私は行動に出たのです。
夫に内緒で、赴任先の部屋を訪れました。するとなぜか、とても若い女性が夫の部屋から出てきたのです。その後、夫に連絡し問い詰めたところ、彼女とは私と結婚する前から付き合っていたと言い出しました。そして、夫からは……。
「年下の彼女が妊娠したんだ」
「悪いけど離婚してくれ」
彼女はもう結婚できる年だと言いますが、そうなると彼女がいくつのときから付き合っていたのか……。しかもこの若さで妊娠。これまで夫がしてきたことを考えると、ゾッとしました。
よくよく話を聞くと、私は夫たちの交際をカモフラージュするためだけに選ばれた結婚相手だそう。私は夫にだまされ、裏切られ続けてきたというわけです。ものすごい怒りがわきました。そして今度は、都合よく離婚しろと?
「は? するわけないじゃん」
「え……」
このまま結婚していたら私がみじめだろうと夫は言いますが、私の人生を一体何だと思っているのでしょう。夫の自分勝手な行動が、どれだけ私の気持ちを踏みにじったことか。私は夫を簡単に許すことはできませんでした。
身勝手は我が身を滅ぼす
その後、私はごねにごねて、簡単には終わらない離婚調停に持ち込んでやりました。しかし数カ月、夫はあっさり離婚を撤回。
あれだけ彼女との愛は本物だ、自分には子どもに対する責任があると主張していたのに……。
夫が態度を変えた理由は、義両親にありました。義両親が夫への支援をやめることにしたのです。マンションは私の名義にし、夫への仕送りもしないことに。厳しい義両親にとって、息子が未成年者と付き合っていた過去は受け入れがたかったことでしょう。彼女が結婚できる歳になり、ほしかった孫をおなかに宿しているとはいえ、義父母の理想の嫁像からはかけ離れすぎています。
そんな自分の魂胆がばれてた夫は、彼女との関係をあっさり解消し、今まで通り親から援助してもらおうと方向転換。
本当に彼女のことが好きだったら、親と縁を切ってでも一緒になるべきでした。
その覚悟も持たず偽装結婚して、不倫して。親にバレて縁を切られそうだから、やっぱり離婚はやめますって……。私は、そのタイミングで夫に離婚することを告げました。
その後、離婚が成立。