「遊びにおいで」ママ友の目的はセールス…園には被害者ママが続出する事態に→すると園長先生が…!?
末娘が幼稚園のときの話です。親子遠足で仲良くなったママ友に、「今度遊びにおいで」と言われた私たち親子。娘たちも意気投合していたので、後日遊びに行く約束をしました。そして、当日。「いらっしゃい!」と迎えてくれたママ友。お茶を飲みながらしばらく雑談をしていたのですが、思わぬ展開になってしまったのです――。
勧誘ママに園長のひと言
ママ友が何やら取り出してきました。それはアロマのパンフレット。
実は、ママ友はそのアロマのセールスウーマンだったのです。
状況が飲み込めていない私に、まくしたてるようにアロマのすばらしさを説くママ友。その日はやんわりと断り、娘を連れてそそくさとママ友宅を後にしました。
しかし、その後もママ友は「今割引期間中だよ!」などと、しつこくメールで営業をかけてきました。はじめのうちはやんわりと断っていた私ですが、そのしつこさにいらだって、いつしか「いりません」ときっぱり言うようになっていました。
あるとき、他のママ友にそのことを相談したら、そのママ友も被害に遭っていることが判明。話を聞くと、どうも例のママ友は手当たり次第に「うちに遊びに来て」と言ってはアロマを売りつけていたようです。
その後――。
幼稚園のPTA総会で、園長先生から「アロマオイルのセールスで保護者のみなさんに迷惑をかけていらっしゃる方がいるというお話をうかがっています」「園では対処しきれないため、あまりにも被害が深刻な場合は警察にご相談ください」とお話がありました。
この園長先生の一言で、例のママ友は少し気まずそうな雰囲気に…。その後、セールスは控えるようになったようです。
私はきっぱりと断っていましたが、中には断り切れず、泣く泣く購入してしまったママさんもいたそう……。ママ友選びは慎重にしないといけないな、と改めて感じさせられた出来事でした。
イラスト/きりぷち
著者:大山芳子
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