「え、私たちのこと?」ママ友とお出掛けの相談中、聞き覚えるのある声が聞こえてきて…
チヒロさんは、夫の貴大と3歳の娘リコと暮らす専業主婦。新規分譲のマンションに引っ越し、仲の良いママ友もたくさんできて楽しい毎日を送っていました。そんなある日、夫の上司一家が引っ越してきます。上司一家も3人家族で娘同士も同い年なので、チヒロさんはいい関係が築けるだろうと思っていました。しかし、この上司の妻・ナツミがクセのある人物だったのです。娘たちが同じ幼稚園に入園してからも、人に失礼な発言を繰り返し、チヒロさんにはマウントを取るような態度で接してきます。夫も上司にはいい顔をするだけで、頼りになりません……。そんなある日、チヒロさんはママ友の1人・ノザキさんが、ナツミさんから園グッズを作るように言われ、断り切れずに作ったことを知ります。
その場で話を聞いていたスダさんは、ナツミさんの身勝手な行動に怒り、直接話しに行こうと言ってきて……。
私たちのこと…?
チヒロさんたちが突然訪ねてきて、ナツミさんは驚きを隠せない様子。スダさんが、園グッズをノザキさんに作ってもらったことを指摘しても「チヒロが断ったから仕方ない」と言い訳を始めます。さらに「自分の夫がご主人におごっているのだから、それくらいよくない?」と開き直ってきました……。
それを聞いたスダさんは、夫の関係性を持ち出すことに「何か勘違いしてない?」と声を荒らげ、図々しいとハッキリ伝えてくれました。すると、ナツミさんは「ひどい!本当の友だちだと思っていたのに!」と逆ギレ。結局、ナツミさんの横にいた娘・ユアちゃんが泣いてしまったため、ひとまずそこで退散することになったのですが……。
その後、ナツミさんはチヒロさんたちに話しかけてこなくなり、子ども同士も別の子と遊ぶようになったことで、自然と距離ができていきました。
そんなある日、チヒロさんはノザキさんから「今度の休み、子どもパークに行こう!」と誘われます。そこは、娘が熱を出して行けなかった遠足の場所。友だちと一緒に行けるなら娘と喜ぶだろうと思い、チヒロさんは二つ返事でOKしたのですが……。
「ユア~!仲間外れする子って、性格わるいよね!?」……と、どこからともなくナツミさんの声が聞こえてきたのです。