「あんたバカなの?」育休中の妻を見下す夫→勘違い夫に真実を教えてあげた結果!
まだそんなことを言っているのだと思ったら、夫が本当に間抜けに見えてきて……。
「は? あんたバカなの?」
私の会社は、育休取得者には給与の何割かが支給されることになっていました。
夫はそれを知らなかったのです。
これも私が育休に入る前に、夫に説明したはずなのですが。
実は夫の給与だけでは足りず、私の給与でほぼ生活しているわが家。
ですから、私が養われれているという表現は間違っているのです。
私の説明を聞いた夫は、働かないでお金がもらえるなんてずるいと言い出しました。本当にあきれます。
家を出てきて良かったと、そのとき本気で思いました。
実は私は客人を迎える準備をしながら、自分の荷物をまとめて家を出てきたのです。子どもが生まれたばかりのタイミングで離婚なんてありえないと思っていた夫は、仰天し慌てていました。
傷つけ合うことの不毛さ
その後私は、弁護士立ち会いのもと離婚の話し合いを進めました。夫は2人きりで会って、私を言いくるめて離婚を阻止しようと思ったみたいですが、そうはいきません。
私は10カ月間おなかの中で娘を育て、命がけで出産。産院から退院すると、家事育児は全部私が担っていました。娘は2人の子なのに……。
もともと夫は、実家の家族には毎度自分の都合の良いように話をしていて、今回の離婚についても、悪い嫁の一方的な希望だと伝えているようでした。
しかし、出産後私は、夫との通信履歴や会話の録音記録をいろいろと残していたのです。話し合いで義家族にも聞かせ、どれだけ私がひどい仕打ちを受けてきたかを知ってもらうつもりでした。
結局、夫の本性を知った義両親が離婚成立に協力してくれました。夫は職場で離婚に至った理由を愚痴ったため、それを聞いた同僚たちは彼を非難し避けるようになったと言います。誰にも振り向かれることがなくなった夫は、孤立無援状態。つらい毎日でしょうが、自業自得でしょう。
今私は実家に戻り、育児に翻弄されながらも充実した毎日を送っています。
この幸せが続くよう努力していきたいです。
育休中の妻を見下していた夫。家族はお互いに支え合っていくもので、どちらがえらいなど優劣などはありません。家族といえども親しき中にも礼儀あり。