つまり、とことん自分本位で、そのことが苦しかった。だから息子にはきょうだいを作ってあげたかった。僕自身ずっと自分本位で生きてきて、そのことで胸を苦しめていましたが、子どもが来てくれて子どもと日々接して、自分以上に大切にできる存在だって、心から実感することができるようになったんです。前のような自分本位のまま、年寄りになっていたらと思うと、ぞっとしますね。50歳手前になって、やっと一人前の感覚が持てた気がするんですよ。今は子どもたちのおかげで、そういう気持ちを抱けているので、とても幸せです(笑)。」
【 古泉智浩さん、これもオススメ 】
コントラストの強い配色で展開する
楽しい世界に赤ちゃんも大喜び!
『いっしょにあそぼしましまぐるぐる』
絵:かしわらあきお¥880/学研プラス
赤ちゃんが注目する黒、白、赤を中心に、2ヵ月児にも見やすいカラフルな色とくっきりした絵でデザインされたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する “顔” や、反応がいいとされる “しましま” と “ぐるぐる” の絵がいっぱい。紙が厚く、しっかりしていて、角も丸く処理されているので、赤ちゃんがひとりでページをめくることができます。
パパ、ママと赤ちゃんとのコミュニケーションにも最適な、かわいくてキレイな絵本です。
「赤ちゃんだった息子が家に来たときに、母の友達のおばさまがプレゼントしてくれたんですよ。今は下の娘が喜んで見ています。やっぱり、色がハッキリしているところが、赤ちゃんも見ていて楽しいのかもしれないですね。うちの子たちはページをめくるのが大好きで、こちらが読んでいる途中でも、どんどんめくっていく(笑)。妻の実家で猫を3匹飼っていることもあって、この絵本でも猫が出てくるページが特にお気に入りみたいです」
ぴよちゃんとかくれんぼ
めくって楽しい、しかけ絵本
『NEWぴよちゃんとあそぼ! めくってばあ!』
てんとうむしが『ばあ!』
作:いりやま さとし¥880/学研プラス
©Satoshi Iriyama/Gakken
フェルトでできた四つ葉をめくると、てんとうむしが『ばあ!』、チューリップの花びらをめくると、ありさんが『ばあ!』、レタスの葉っぱをめくると、あおむしが『ばあ!』……めくってワクワク、発見が楽しい、手触りも温かいフェルトめくりしかけ絵本。子どもたちにとって身近な昆虫や動物がたくさん登場するのも嬉しいポイントです。