食物アレルギーの子はどうする? 小学校給食のアレルギー対応
毎年2月頃、この春小学校に入学するご家庭向けに、入学説明会が開かれます。
「わが子も、いよいよ小学生」というほろりとした感傷の中に、嬉しさと不安とが入り混じった思いを感じながら参加されるお母さんたち。私もドキドキしながらそれに出席したのが、ちょうど1年ほど前のことでした。
ただ、私の胸の中は、不安な気持ちが大半を占めていました。というのも、息子に乳製品のアレルギーがあるからです。アレルギーを持つ子どもの給食は? わが家の場合を振り返ってみます。
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大切なのは学校との「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」
アレルギーを持つ児童への対応は、お住いの市区町村によって少しずつ違いがあるようです。そのため、学校側との話し合いが何よりも大切です。
私は、入学前と入学後に養護教諭、栄養士、担任(入学後のみ)との話し合いの場を作ってもらい、アレルギーの状況について、相談しました。
主治医に記入してもらったアレルギー児童のための「学校生活管理指導票」をもとに、息子の場合、微量でも摂取するとアレルギー症状が出てしまうことや出やすい症状、出てしまったときの対処方法(薬の服用)など、状況をできるだけ細かく伝えました。
そして、その上で学校側として配慮してもらえることを教えてもらいました。たとえば、息子の通う小学校では、最後に生クリームをかけて提供されるボルシチのようなメニューのときには、それを除去してもらうことができました。また、毎日出される牛乳の代わりに、自宅から水かお茶を入れた水筒の持参が可能でした。