連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
号泣必須! 「ウルッ」ときてしまう、大人が泣ける絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.34
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子どもへの学びや気付きを促す絵本の中には、大人の涙腺を刺激する絵本もたくさんあります。「思いがけずグッときてしまった」なんて不意打ちをうけたという人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は
絵本ナビ協力のもと、大人が泣ける絵本をご紹介しましょう。
だいすきなパパへ
作:ジェシカ・バグリー/訳:なかがわ ちひろ/出版社:あすなろ書房
「だいすきなパパへ」(絵本ナビ紹介ページ)
会えないお父さんに船をつくって海に浮かべ、きっと届いているはずと信じるバークリー。優しくわが子を見守るお母さん。母子のお互いを思う気持ちはいつもあたたかく穏やかです。悲しい話が苦手、というお子さんもその結末に悲しみ以外の何かを感じとってくれるかもしれません。シンプルで短く、美しい文章も魅力的です。
おこだでませんように
作:くすのき しげのり/絵:石井 聖岳/出版社:小学館
「おこだでませんように」(絵本ナビ紹介ページ)
ぼくはいつもおこられてばかり。なぜかいつも僕だけ怒られる…。そんなぼくが七夕の短冊に書いた願いごととは? 子どもの心の中をのぞきこんでみると思わぬ答えを発見する、親にとって気付きのある一冊として知名度のある絵本です。
忙しくても少し手を止めて「この子は今、何を思っているのかな?」と考える時間を与えてくれる一冊。