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子どもが遊ぶときには、元気いっぱい動きながら、いろいろなことを学んでもらえたらうれしいですよね。そんなファミリーには、
「プレーパーク」がおすすめ。プレーパークには、さまざまな体験や交流をすることで、
社会性などを身につけられるというメリットがあります。子どもと一緒に、のびのびと遊びに出かけませんか?
■プレーパークってどんなところ?
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プレーパークは子どもたちが
自分の責任で自由に遊べる場所。発祥は、ヨーロッパといわれています。公園のように遊具などもありますが、その多くは子どもたちやボランティアによる手作りです。
また、木に登ったり、たき火をしたりできる場所が多く、
禁止事項が少ないのが特徴。いつもは「あぶない」「気をつけて」と言いがちな行為も、ここなら許しちゃいましょう。もちろん、大声で叫んでもOKです。
どうやって遊ぶかは、子どもたちが考えます。ふだんはできない体験をすることで、子どもたちも大喜び。
はじめて会う子と共同作業をすることになるので、
コミュニケーション能力も養えそうです。
自由といっても、大人の
プレーリーダー(プレーワーカー)が見守ってくれるので安心。ここでは、少しくらいの擦り傷には目をつぶって、子どもが好きなように遊ばせてあげましょう。泥だらけになることも考えられるので、下着や靴を含めて着替えはフルセットで用意したほうがいいかもしれません。
■首都圏のプレーパーク おすすめ4選!
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このようなプレーパークは地方だけでなく、都会でも増えつつあるようです。そのなかでもおすすめのスポットを紹介します。
●世田谷プレーパーク
「プレーパークせたがや」が運営する、プレーパークの草分け的な存在。世田谷公園内にあるので、都心からもアクセスしやすいです。
園内には、
廃材などを使った遊具やハウスがあります。工具も用意されているので、木を切ったりして工作したりすることも可能。
たき火で、焼き芋を楽しんだりと、ワイルドな1日を過ごすことができます。
世田谷にはほかにも、
羽根木公園、
駒沢(駒沢緑泉公園脇)、
烏山(北烏山もぐら公園内)にもプレーパークが。羽根木公園では、赤ちゃんとそのファミリーが楽しめる「そらまめハウス」も開設、地域の人の交流の場としても機能しています。
●横浜市 環境創造局 プレイパーク
横浜市には、
約20ケ所のプレーパークがあります。場所ごとにイベントが行われ、ベーゴマ大会などが開催されることも。
そのなかのひとつ、
「片倉うさぎ山プレイパーク」は、斜面をいかしたすべり台が人気。
夏には水を流したウォーターすべり台に変身し、子どもたちがいきいきと遊ぶ姿が見られます。
毎月第1水曜日の午前中には
「子育てカフェ」を開催。0~1歳児のママたちが交流する場で、日々の悩みを相談しあうこともあるそうです。
●わんぱく天国
墨田区の押上公園で開催されるプレーパークで、
東京スカイツリーを眺めることができるロケーション。ロープのつり橋などがあるアスレチック遊具のほか、丘にはトンネルもあるので冒険気分も味わえそう。
ここの特徴としては、木工室があること。作ったものは持ち帰ることができるので、夏休みの自由研究の作品づくりにも役立つかもしれません。
さらに、竹馬やボールも貸し出していて、一日飽きることなく遊べます。
●どろんこの国
東京都日野市にあるプレーパークで、地元の有志が運営しています。大人だけでなく、泥んこの国を卒業した中高生たちが遊びに来ることもあり、幅広い世代と接せられるのが魅力です。
高さ約6mを誇る
巨大ブランコや、川を越える
ターザンロープなど、体を思い切り動かして遊べる遊具が人気。ほかにも、べっこうあめづくりやお釜で炊飯するなど、
アウトドア調理も楽しめます。
子どもたちが遊んでいるあいだ、ママたちは
「どろんこカフェ」でひとやすみ。自然の中でコーヒーを飲みながら、日々の疲れを癒やしましょう。
子どもを自由に遊ばせるとなると、ケガをしないか、服を汚さないかなど、いろいろなことが心配になります。でも、こうした経験をすることで学ぶことが多いのも事実。
たまには好きなようにさせてあげることも、子どもの発育には必要なことかもしれません。
プレーパークは、施設によって営業日時や参加条件が異なります。最寄りの施設を見つけたら、出かける前に問い合わせるなどして確認しておきましょう。
※2017年4月18日時点の情報です。詳細はWEBサイトなどで確認してください