愛あるセレクトをしたいママのみかた

連載 『みんなの学校』流「生き抜く力」の育て方

10年後を生き抜くために、大人がしなければいけない「教育」とは?【『みんなの学校』流「生き抜く力」の育て方 第1回】

ウーマンエキサイト

■「教員の仕事」は、「人間でないとできないこと」をやること


10年後を生き抜くために、大人がしなければいけない「教育」とは?【『みんなの学校』流「生き抜く力」の育て方 第1回】

© paylessimages - Fotolia.com


木村: この4つの力を、小学校にきて「おはよう」を言ってから、「さようなら」を言うまで、どれだけ子どもたちが獲得できたのか? それを考えることが、私たち、子どものまわりにいる大人のやるべきことだと思って、仕事をしてきました。めちゃくちゃシンプルです。


「分数の計算の仕方を教える」。これはあと数年したら、教員がやらなくても機械がやってくれるでしょう。「では教員の仕事は何?」と言ったら、「『人間』でないとできないことをやろうね」と、大空小の教職員で話し合いをして決めました。

【『みんなの学校』流「生き抜く力」まとめ】


●「人を大切にする力」、「自分の考えを持つ力」、「自分を表現する力」、「チャレンジする力」があれば、未来を生きていくことができる
●「自分の考え」は、人と違ってあたり前
●教員の仕事は、人間でなければできないことをやること

次回は、「不登校で苦しむ子。「過保護」と「教育」の線引はどこにあるのか?」です。

■今回取材にご協力いただいた木村 泰子先生の著書
10年後を生き抜くために、大人がしなければいけない「教育」とは?【『みんなの学校』流「生き抜く力」の育て方 第1回】
不登校ゼロ、モンスターペアレンツゼロの小学校が育てる 21世紀を生きる力
木村 泰子,出口 汪/ 水王舎 ¥1,400(税別)
不登校で苦しむ子。「過保護」と「教育」の線引はどこにあるのか?
不登校で苦しむ子。「過保護」と「教育」の線引はどこにあるのか?
マニュアル子育ては見抜かれる! 大人の論理「あなたのため」は通じない
マニュアル子育ては見抜かれる! 大人の論理「あなたのため」は通じない
自分を表現すると嫌われる学校の現実。守りに入る教員をどう変える?
自分を表現すると嫌われる学校の現実。守りに入る教員をどう変える?
  • 1
  • 2

この記事のキーワード