コミックエッセイ:4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家

小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】

4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家

4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家

顔がじゃがいもに似ている(?)母と、上は社会人から下は小学生の2男2女、そして旦那さんとわんこの大家族が繰り広げる育児日誌。 育児の悩みなんてたいてい一過性のもので、そもそも思い通りにならなくて当た…

最近「PTAはブラック」「PTAは大変」という話題が盛り上がっていますよね。
新年度ということで、改めてPTA(今回は小学校のPTAメイン)について考えてみました。
ブラックと言われる内容の代表(強制加入、会費徴収、役員ノルマ)については、私も目の当たりにしてきたのですが、そもそも「PTAが任意団体である」という前提を知らなかったので…「そういうものか、みんな大変な中、子どもたちのために携わってきたんだな」と長い間、役員もやってきました。
小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
その在り方自体がブラックなのかもしれませんが、私は、その実態はブラックとは少しニュアンスが違うな~と感じましたので、そのあたりが伝わるといいなと思い書いてみました。

PTAについて考える機会は、多くの方に訪れるかと思いますので、読んでいただけたら嬉しいです。


小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
このような感じであることが多く、強制的な悪の組織みたいなものではないです(笑)

中には言い方が威圧的であったり考え方が偏ってたりする方もいるのですが、それは個々の資質で、人がたくさん集まれば、どこにだってそういう人はいますよね。

それをふまえてもなおPTAは敬遠されがち、それは…
小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
このように、PTAが強制的・非効率と感じる方が多いのに、いつまでもアナログな方法で無駄があったりするのには、上で書いたように、任期が1年(の場合が多い)なのでやっつけ仕事で終わってしまうのが一つ。もう一つは、個人差…例えばパソコンなどのスキルが高い人もいれば、持っていない(使用できない)人もいるとか、さまざまな人がいるので、積極的に改革しようと思う方がいなければ、その状態は継続されてしまうわけです。

最近ではPTAについても、いろいろな視点から話題になっているので、認識が変わって、PTAの在り方も変わるべき時を迎えてるとは思うのですが、それはまた場所や時期によってもそれぞれで簡単にはいかないかもしれません…。

ここで、PTAがなぜ必要なのか、何のために在るのかについてをまず考えてみました。


小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
これです!

「先生と保護者で子どものためになることを行う会」なので、先生もPTA活動に協力してくれています。

小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
私が肌で感じてきたのはこれ!「保護者の目が学校にあること」がPTAが必要だと思う理由です!

もし何か問題が起きたときに、普段から学校や先生とコミュニケーションが取れていると問題解決がしやすくなります。また、個人の声は届きにくくても保護者全体の意見とすれば、届きやすくなります。

次に私がPTA参加で感じたメリットです。


小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
これ大きいです!

子どもと先生の普段の様子を見ることができますし、子どもは自分の世界にお父さんお母さんが来てくれる、見てくれるっていうのは嬉しいようで喜びます。

何度も顔合わせる保護者の方同士で友達ができるかも。

一般会員でお手伝い程度だとこれは望めない場合もありますが、役員をやると高確率で友達ができます!

性格によるところもあるでしょうが理由があります。

小学校にあがると、子どもが仲の良い子の保護者の方と会うのは参観日や行事で学校に出向いた時のみです。「誰々のママ」としてご挨拶程度になりがちですが…

小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】

役員ってことで大人同士のお付き合いができるし、学年の違う保護者の方とも知り合うので情報いろいろもらえますし子育ての勉強にもなります。

それになんと、PTAの仕事や在り方に改善すべき点があることが、かえって結束を強めることもあったりするんです!

「うわ~役員になっちゃった~!まあやれば楽しいんだけどね~(笑)」って言う人多いです、これほんと!

それから、PTAに対する憂鬱の原因にはコミュニケーション不足ということもあるかと思います。


例えば…
小学校のPTAを10年体験してきて考えたこと【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.17】
こういった無理難題を突きつけられると疑念を抱きがちですが、その方も悪意があるわけではなく、経験や状況の違いなどから気が付いていないだけということが何度もありました。

誰も意見を言わず議事が通ってしまったら、一般会員の方はそれを書面で見ることになります。すると「PTAって……どうすりゃええねん」ってことになるわけです。

私の経験では、中に入って意見交換をすると解決することがほとんどでした。

最後に…
「PTAに入りません!」と言うのも今は勇気がいることですよね。本来任意加入なので、気にせずにいられるならそれで良いのですが。家庭や仕事を犠牲にしてまでやることでもありません。できる人がやればいいはずです。

ただ今回ずっと書いてきましたが、基本PTAは子どもたちのためにあるものです。我が子だけでなく学校に通う子ども、みんなのためです。PTAの悪い面だけの情報で、最初から敬遠してしまうのはもったいないと思います。

役員によっては、時間を取られるものとそうでもないものとありますし、低学年のうちに引き受けてしまえば先輩ママさんたちにリードしてもらえますし、早くに学校の様子がわかります。総会資料に詳しい活動内容書いてありますので、よく読んで上手に参加するといいかもと思います。

私は、深刻なトラブルに直面しなかったので言えることかもしれませんが、ブラックにするものホワイトにするのも、私たち保護者次第なのではないでしょうか。

また、今後は仕事を持つママが増えていることもあり、今までのやり方に固執せず、時代の変化にあったPTA活動を考えていくことが重要だと思います。

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