子育ては「思い通りにいかない!」の連続。悩む理由とギャップの埋め方
■“愚痴が言いにくい”ママを取り巻く環境
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ママが笑ったら、赤ちゃんも笑い返してくれた。育児といえば、そんな愛ある光景を夢見る人が多いのかもしれません。でも現実には、自分の思い通りの育児ができていると思っているママは少ないのかもしれませんね。日本では子どもを産むまで赤ちゃんと関わる機会が少ないのも、そんな幻想を抱かせてしまう原因のひとつになっているかもしれません。
たとえ育児が想像以上にハードだと感じたとしても、「お母さんは子どものためならがんばるもの」という根強い価値観がある日本では、愚痴をこぼしたり、イライラする気持ちを表に出しづらいところがあります。なぜなら、母性が欠落しているんじゃないかと思われてしまうことが怖いから。そして、「子どもがかわいいと思えない」といった負の感情を持ってしまう自分を責めてしまう人も多いから。
毎日髪もボサボサで、ずっとパジャマで疲れきって、よそのお母さんはちゃんとしているように見えて、落ち込みました。
望んで産んだはずなのに、泣き続けている子どもにイライラして、それにまた落ち込んで。生まれたら幸せなことばかりではないな、育児書通りになんてならないと、8年経ったいまでも2人の子をそう思いながら子育てしてます。
子どもがいるだけでこんなにも日々感情の振れ幅が大きくなって疲れるということ。気が長いと思っていた自分がほんのささいなことで上の子にキツく言ってしまったりする。自分を見失いそうになる。
「自分が望んで産んだのだから、愚痴を言うわけにはいかない」。そんなふうにママが思うことが、結果として、育児の“大変さ”が表に出ていきにくくなっているのではないでしょうか。
■子育ては思ったとおりにはいかないもの
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子育ては「こんなはずじゃなかった!」の連続。
相手は生まれてまだ数年の子どもなのだから、あたり前だと思います。ママも、「親のいうことを聞くいい子」が欲しかったわけではないはずですし、完璧な子どももママもいません。間違った子育てをしてしまうこともあるし、子どももいっぱい失敗するもの。そう思って肩の力を抜ければ、少しは自分を責めずにすむのではないでしょうか。
筆者は、子どもが新生児のとき「こんな日々、いつまで続くんだろう…」と思って絶望していた時期がありました。しかし、いつの間にかその時期が過ぎ去ると、毎日のあわただしさに紛れてそのつらさも忘れてしまうようになりました。もちろん悩みがなくなることはないですが、母親ってタフなんだと思います。
また、ちゅいママさんが言うように、「子どもってこんなに泣くんだよ、こんなにイヤイヤ言うんだよ、それでもそれと同じぐらい楽しい瞬間もあるし、可愛いんだよ」と、良いところも悪いところも子育ての現実として、若い世代に伝えていけば、イメージとのギャップに悩むパパママも減っていくかもしれませんね。
Q. 子どもを産んだ後に「思っていたのと全然違う!!」と感じた事やエピソードを教えてください
回答数:94
(アンケート集計期間:2018/6/21~2018/6/24)
「令和の砂遊び」あきばさやかの「笑うしかない育児」Vol.40 | HugMug