連載記事:ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策
プールに入ってOK? 「水いぼ」症状、治療法、予防方法【ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策 第10回】
■水いぼにかかったらどうすればいい? プールはOK?
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では、実際に水いぼにかかってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
皮膚の感染症となると、水遊びやプールが心配ですが、プールに入っても問題ないのでしょうか?
【予防方法】
皮膚の乾燥が天敵。保湿をしっかり行うようにしましょう。特にスイミングに通っている子どもはプールの塩素消毒で皮脂が奪われやすいため、プール後の保湿もお忘れなく。
【治療法】
6カ月から3年で自然治癒するといわれていますが、個人差が大きくあります。
積極的に治療する場合、10個以内で数が少なければ、皮膚科などでいぼを専用の器具でつまみ取ってもらうのがもっとも確実に早く治せるとされています。
多少の痛みはありますが、麻酔入りテープ剤を貼っておいてからつまみ取ると痛みはある程度軽減できます。テープ剤には保険が適用されます。
ただし、いぼの数が多い場合、つまみ取る痛みに子どもががまんできないため、1回に取る数を決めて、何回か皮膚科へ通うことになるでしょう。
そのほか、液体窒素で除去する方法などもあります。
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【プールや水遊び】
日本小児皮膚科学会によると、プールの水では感染しないため入ってもかまわないとされています。
ただし、タオルやうき輪、ビート板などを介してうつる可能性があるため、共用は避けるようにしましょう。学校や保育園、幼稚園、スイミングクラブなどでは、水いぼが完治するまでは入れない場合が多いようです。
プールや水遊び後は、シャワーで流し、肌を清潔に保つようにします。
【登校(登園)基準】
学校や保育園、幼稚園を休ませる必要はありませんが、浸出液がある場合は覆うなどしましょう。
一度かかってしまうと、なかなか治りづらい水いぼ。「あれ?」と思ったら、感染が広がらないうちに、早めに手をうつのがよさそうですね。
参考サイト:
・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=46
・日本小児皮膚科学会「お役立ちQ&A みずいぼ」
http://jspd.umin.jp/qa/01_mizuibo.html