はじめまして。
今月からウーマンエキサイトさんで連載させていただくことになりました、中川マナです。
わが家は6歳の頑張りやさん娘、4歳のひょうきん息子、目が不自由な夫の4人家族です。今はゆるい子育て環境を求めて家族みんなでセブ島で暮らしています。
■育った家庭の方針はザ・昭和!
私の育った家庭の方針(?)は、ザ・昭和!でした。
時はいちおう平成。ですが、まだまだ昭和のノリでゲンコツが飛んでくる日々。
長女としてがんばったものの、10代で心折れうつになりました。
20代になって回復し、その頃にはすっかり心理学マニアになっていました。
そんなバックグラウンドのあるわが家の子育て。
日々、
できるだけ子どもと戦わず、ゆるくやれる方法を探しています。
■子どもが靴を左右反対に履くと、一番居心地がわるいのは私だった
そんな我が家が今までもっともたくさんのひとに
「ゆるい」と言われたのは子どもの靴のこと。
人から「左右逆だよ!」と指摘されたとき、私が「これがいいんだって~」と答えるからです。
我ながら「それでいいの?」と思うことがあるのですが、そのくらいがちょうどいいかなというのが今のところです。
今でこそこんな考えの私ですが、上の子のときはいろいろ頑張っていました。
もちろん靴も正しく履かせようと戦うことも多かったです。
転機だったのは娘が2歳だったとき、
保育園のママに娘の靴を指摘されたところからちゃんと履かせようとしたことです。
それで娘は大泣き、帰りの道すがらも泣き叫び続け、家に帰ってからも物を投げたり大暴れ。
私は我慢できなくなり、結局怒鳴ってしまいました。
夜、眠る娘の顔を見ながらいろいろ思い返していたら、ふと、
「子どもの靴が左右逆で一番居心地がわるいのは私だ」ということに気づいてしまったのです!
中川マナ
私にとって、子どもに靴を履かせたいという気持ちの一番のでどころは
「ちゃんとしていない親と思われたら?」という不安だったのです。
子どもは今のところ靴の左右に興味ない。(イヤイヤ全盛期だし)
これ
「いろいろ気になっちゃう自分」と戦うところじゃない?
そもそも、子どもは最初、左右の概念を持っていません。
中川マナ
子どもが関心を持たない段階では教えても効率が悪く、子どもとバトルになりがちです。
なので、正しさより「そっかー」とさらっと受容して、あとは子どもの関心が出るまで待とう、と思うようになりました。
中川マナ
中川マナ
中川マナ
中川マナ
人からは指摘されやすいです。
あるときは面識がない人に「足の形が悪くなる!」とグイグイ来られたりしました。
多くは「いま正したい」と熱意がある人が声をかけてくれます。
以前はその勢いに押され
「娘の靴を何とかしなきゃ!」と動揺していました。
中川マナ
ですがその度に「私は子どもの自発性が芽を出すのを待ってるんだよー」と思い出すようにし、少しずつ流すように変えて今に至ります。
あまり体力があるほうではないし、できるだけ省エネで自発性を育てたい…!(本音)
それではまた次回!
完璧な母でも妻でもない… でもそれを認められるようになった自分が好き【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.66】