気持ちが落ち込む、やる気が出ない、体がだるい…「6月うつ」の解消法は?
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5月病とはよくいいますが、6月に入り「なんだかやる気が出なくて…」という声をちらほらと耳にします。
この時期の体のだるさや、やる気が出ないといった気持ちの沈みは
「6月うつ」と呼ばれているようです。
今回は、ママにも起こりうる6月うつの解消法について紹介していきましょう。
■「気分が沈む」「すぐ疲れる」こんな気分になっていない?
誰でも落ち込むことはありますし、疲れがたまって元気が出ないことはありますよね。
特に子育て、仕事に忙しく過ごしているママは、体力的にも精神的にも負担がかかり、疲れが抜けきらない場合もあるでしょう。
ただ、これまではあまり感じていなかった気分の落ち込みが近頃になって強くなっている…例えば、次のように感じることはないでしょうか?
・何をしても気分が沈みがちになる。
・朝からいろいろなことを億劫(おっくう)に感じる。
・何をしてもすぐに疲れてしまう。
上にあげたような気分になり、なかなか元に戻らない。特に理由が見当たらないのに、なぜか焦りを感じてしまう。
6月に入ってからそうした状態が続いているようなら、それは
「6月うつ」と呼ばれるものかもしれません。実は私のところに、こういった悩みの相談にみえられる方も5月、6月の時期に集中しています。
■どうして気分が落ち込んでしまうの?
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では6月うつと思われる気分の落ち込みは、なぜ起こるのでしょうか? その理由はいくつか考えられます。
6月は梅雨の時期。気圧が変化しやすいので、
体調を崩しやすい人もいるでしょう。
さらに、雨が降っていると「今日のお出かけはやめておこうかな」と予定をキャンセルする機会が普段より増え、1日中家の中で過ごす日も多くなります。
これまでは「ちょっと出かけようかな」と気軽にできていた気分転換の機会が失われ、知らないうちに
日々の小さなストレスがたまりやすくなり、気分が落ち込んでしまうのかもしれません。
また、
6月は祝日がない月だということも影響しているのでしょう。5月は大型連休のゴールデンウィークがありましたが、6月は法律で定められた祝日・休日がありません。そのため、心身ともに疲れがたまりやすくなっていると考えられます。
そのほか、4月に変化した環境など、新年度に伴う
生活の変化にいまだ適応しきれない…など、6月は気分が落ち込みやすいさまざまな要素が重なってしまうのです。