コミックエッセイ:今日もゆる育児日和
子どもに優しくできないのはママのせい? 「最近の母親は甘い」と言われて思ったこと【今日もゆる育児日和 Vol.4】
■面識のない人から「甘えている」と言われた話
娘が赤ちゃんだったとき、子連れで歩くと知らない人からよく話しかけられました。
ときどき、話がお説教の方向に行く人もいて困惑…。
中川マナ
要は「自分のときは大変だった」「でも頑張って耐えた」「なのに最近の人は頑張ってない」というような趣旨でした。
びっくりしたのと、
圧倒されたのと
娘をやたら触られてることが気になるのとで
結局何か言い返すようなことはできませんでした。
中川マナ
なんというか…。
長く我慢を重ねるうちに、歳をとったら若い人をつかまえて「あなたも耐えなさい」と言いたくなるのはわかります。
他の人がラクそうだったら自分が耐えたことが甲斐がない、ムダのような気がしてもおかしくない。
でも…自分は年をとってから、若い人や子どもにそんなふうなことを言う人にはなりたくない。
「私も我慢、あなたも我慢、みんなで我慢」という世界は、想像しただけで胃がキュッてなる!!
自分はあとに続く人にはお説教じゃなくて優しいバトンを渡したいと思いました。
■愛はあるはずなのに、とっさに厳しい言葉がでるとき
自分に厳しく頑張りを重ねていると、事実はどうあれ、他の人が自分と比べ「頑張っていない」ように見えやすく、とっさに「甘えている」などの判断をしがちです。
誰しも子どもに「この先、この子に何かあったときは絶対に子どもの味方でいたい」という思いがあると思います。
中川マナ
でも自分自身が頑張りすぎてギリギリだと…子どもに寄り添うのも難しくなります。
自分に優しい言葉を掛けるのに慣れていたら、子どもに優しくするのも「慣れたこと」になるはず。
今、日々がしんどいママほど、練習だと思って、自分にも優しく、自分を責めないであげてね。
中川マナ
自分を責めるのをやめれば全てが解決するわけではありません。
でも、日本のほとんどのママたちは、けっこう苦しい状況の子育てでも心を尽くして子どもを育てています。
なのに何かあると自分を責めてしまう人がほんとうに多いので、よくこういう話を書いてしまいます…。
ちなみに!
子どもに大事なことを伝えるときも「責める」要素の有無で伝わり方が全然違います!
話を聞いた子どもが、伝えたことを実行してくれる度合いも違うんですよ。
その話はまた今度…
それではまた!
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