連載記事:パパママの本音調査

子どもは事故と隣り合わせ!? 「一瞬で起こるヒヤリ事故」体験談【パパママの本音調査】 Vol.347

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子どもは事故と隣り合わせ!? 「一瞬で起こるヒヤリ事故」体験談【パパママの本音調査】  Vol.347

イラスト:nao.sy


家の中でも外でも、どんな場所にいても、子どもたちが予想もできないような危険な行動をとることってありますよね。子どもたちが無事であればいいですが、時には命の危険を伴うような場合もあるため、親としては心配が尽きません。

ウーマンエキサイトでも思いがけないヒヤリハットなトラブルに直面して救急対応を迫られた経験を、コミックライターのみなさんに教えてもらいました。
トラブル発生! ケガ、病気、誤飲、転落…みんなのヒヤリハット体験


今回は、パパやママたちから寄せられた子どもたちの危ない行動についての体験談をもとに考えてみたいと思います。

■95%が子どもの行動に肝を冷やした経験あり

アンケートでは、子どもの行動に「危ない!」と肝を冷やした経験があるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が95%となり、ほとんどの親は子どもの行動にヒヤッとしたことがあるとわかりました。

Q.お子さまの行動、危ない!と肝を冷やした経験は?
ある 95.0%
ない 5.0%


子どもの危ない行動は、時と場合によっては命の危険までもたらしてしまいます。2016年に消費者庁が行った人口動態調査によると、14歳以下の年齢別死亡原因で「不慮の事故」がいずれの年齢層でも4位以内に入っていました(※1)。


9割以上の親が、子どもの危険な行動を経験しているという結果にもうなずけます。

■危険1、つないだ手を振りほどき突然車道へ

子どもは事故と隣り合わせ!? 「一瞬で起こるヒヤリ事故」体験談【パパママの本音調査】  Vol.347

イラスト:nao.sy


まずは交通事故について見てみましょう。

「保育園のお迎えに行った時、たまたま正門近くにいた子どもが道路の反対側にいた私を見つけて飛び出してしまい、他の子のお迎えに来た車にはねられそうになった。いまでも思い出すたびに胃の辺りが痛みます」(福島県 40代女性)

「2歳ごろでした。手をつないで歩道を歩いていたところ、その手を振りほどき突然車道に飛び出しました。タクシーがちょうど走ってきていて、大声をあげて子どもを捕まえ、タクシーは急ブレーキ。まるでドラマのような緊迫シーンで、生きた心地がしませんでした」(神奈川県 40代女性)

「幼稚園年長の時です。ペダルなしの子ども自転車で外出した帰り道、傾斜のある下り坂を思いっきりガーッと降りて行ってしまいました。
『危ない!』と思った瞬間に、目の前でゴロンゴロンと転がる娘。転がり方が良かったのか、さいわい重傷にはならずにすみました」(埼玉県 30代女性)

「自転車で遊びに行けるようになった頃、お友だちといるときに事故と隣り合わせのような乗り方をしていたのは本当に怖かったです」(埼玉県 30代女性)


厚生労働省の調査によると、子どもの不慮の事故での死亡原因は、1歳児以上では交通事故が1位となっています(※1)。それを裏付けるような、ハラハラした子どもたちの行動を垣間見たようなエピソードばかりです。

寄せられたエピソードでは、幼児では急な道路への飛び出し、小学生では自転車の乗り方などについてのコメントが多く見られました。

飛び出しは、親が車の鍵を開けたり、買い物の会計を済ませようと、つないだ手を離した一瞬のすきに、発生してしまうことが多いようです。

■危険2、トマトがのどに詰まった!

乳幼児を中心にコメントが多く集まったのは、食べ物が気管に入ってしまう誤嚥、体に害のあるものを飲み込んでしまう誤飲に関する事例です。

「4歳を過ぎていたからと油断して、通常の食事中にミニトマトや豚肉の炒め物を喉に詰まらせて焦った」(神奈川県 40代女性)

「娘が、適応年齢の赤ちゃんウエハースを喉に引っ掛け、顔が真っ黒になって呼吸が止まる寸前に! 慌てて取り出し事なきを得たけど、私のトラウマになりそれからウエハースは、かなり大きくなるまで食べさせませんでした」(北海道 40代女性)

「ハイハイができるようになった頃、食器棚の裏に置いていたゴキブリ退治用のホウ酸団子をいつのまにか舐めていた。救急病院で、『ホウ酸は毒性の強いものなので24時間点滴で体内から排出させましょう』と、一晩入院となりました」(千葉県 40代女性)

「2歳ごろ、洗面所に置いた指輪を自分の指にはめたまま、布団に寝転んだ拍子に飲み込んでしまい、窒息しそうになってました。
病院でレントゲンをとってお腹に指輪があることが確認され、5日後うんちに紛れて出てきました」(埼玉県 30代女性)


そのほか、「子どもが頭痛薬をラムネだと思ってかじってしまった」という声もありました。乳幼児については、食事の際に注意していても、突然ものをのどに詰まらせてしまうこともありますよね。また、食べ物以外のものをのどに詰まらせて、窒息してしまうという悲しい事故が起きているのも事実です。

筆者自身も、子どもが0歳のころに、うっかり落としたままになっていたパッケージのフィルムを子どもが口に入れてしまい、とても焦ったことがあります。フィルムがのどに張り付いて苦しそうに咳をする子どもの口に指を入れて、必死に取り出したことを思い出すと、今でも背中を汗が伝います。

ちょっとした不注意から起こりがちなのが、誤嚥や誤飲なのかもしれません。また、乳児の窒息や喉突き事故についてのコメントも寄せられていました。

「長男が生後1か月の時、頭の下に敷いていた小さい枕を自分で自分の顔に乗せていたことがあって、かなり焦りました。
もう少し発見が遅かったら間違いなく息を引き取っていた…と考えただけで、本当に怖かったです」(東京都 40代女性)

「歯ブラシを口に入れたまま転んだ。今思い出しても心臓ドキドキします」(千葉県 50代女性)


東京消防庁によると、平成19年から5年間に5歳以下の乳幼児が歯みがき中に歯ブラシで受傷した事故により、229人もの子どもが救急搬送されているといます(※2)。

子どもたちの身の回りの危機は本当にたくさんあるのだと、実感させられます。


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