子育てだって人それぞれでいいじゃない? 「親だからこうあるべき」に振り回されない子育てのヒント
■正しさだけでは見えない。「人それぞれ」の正義のカタチ
もちろんマナーや礼儀は、必ず子どもに教えていけなければならないものではあります。
しかし、うまく実践できない子どもに否定的な言葉をかけつづけるよりも、こっさんが言うように「大人になったときに出来ればOK」くらいの考えで十分なのかもしれません。
なかには「礼儀がなっていない」と批判する大人もいるでしょうが、目に見えることだけで判断し、その人の正義や正しさで人を変えようとすること自体、果たして正しいことなのでしょうか?
ままならない育児においても、正しさだけで人をはかるのは難しいこと。
本当は「人ぞれぞれ」で済むことだってたくさんあるはずなのです。
それなのに「親」という役割に現実味のない理想や正義を押し付けたくなるのはなぜなのか?
もしかしたら、過去から受け継がれる「こうあるべき」の負のループからいまだ抜け出せない…という一因があるかもしれません。
しかしそんな応戦を繰り返し、正義や正しさを名目に誰かをねじ伏せて自分の弱さから目を背けるよりも、みんなが「人ぞれぞれ」と他人を認める強さを持てたらなら、もっと生きやすく、子育てしやすい未来が待っているように思うのです。
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