1歳~1歳半ごろに離乳食も終わりに近づくと、
遊び食べや好き嫌いがみられることも増えてきます。
離乳食完了期となるこの時期は1日3食のペースを作り、離乳食を栄養源のメインにしていくことが大事。具体的には大人と同じ時間に3食+必要なら午前か午後、またはその両方におやつタイムを設けるとよいそうです。
ちなみにおっぱいやミルクを飲んでいるなら、おやつは不要。ママとのコミュニケーションとして飲みたがる子もいるので、無理に卒乳する必要はなく、日中の授乳を減らしていくとよいそうです。
■離乳食のお助けアイテム! 便利な市販品
離乳食作りはどうしても手間がかかって面倒なもの。忙しいときはベビーフードに頼るのもアリですが、本にはそれ以外の時短アイデアも多数紹介されています。
たとえば、便利な市販品を取り入れるのも一案。
賢く使えば、忙しいときでも手間なくおいしく栄養あるごはんが作れます。
おすすめ1.野菜フレーク
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かぼちゃやにんじん、じゃがいもをゆでてフレーク状にしたもの。水でとけば簡単に野菜ペーストが完成。
おすすめ2.トマトペースト
食塩不使用で原材料がトマトだけのものなら初期の風味づけにも。ケチャップは後期から。
おすすめ3.砂糖不使用のジャム
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果実と果汁だけで作った着色料や保存料不使用のジャムをヨーグルトやパンがゆのトッピングに。
おすすめ4.焼きいも
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スーパーで売っている焼きいも。初期はお湯やミルクでのばして。中期以降はそのままでOK。
おすすめ5.缶詰類
塩や砂糖不使用のもの。使いやすいのはフルーツ缶、コーン缶、ほたて水煮缶、ささみフレーク缶、ツナ水煮缶、トマト水煮缶など。
書籍にはこのほかにも離乳食を進めていく上でこれだけ押さえておきたいポイントやマネするだけの献立カレンダー&レシピなど、離乳食のさまざまな悩みに応える情報が満載。
先輩ママさんからのリアルなアドバイス&テクニックも充実しています。
「毎日の食べてくれる量がわからない」「赤ちゃんの好みの味付けって?」「どんなメニューなら喜ぶの?」「食事の時間がかかりすぎる」…離乳食を開始すると、普段の大人の料理とは異なった悩みがたくさん出てきてしまうもの。
栄養があって、安全で、手作りで…と面倒なことも多い離乳食。だからこそ余計、不安ばかりが膨らんでしまうという人もいるでしょう。この本ではらくワザも駆使、市販品も取り入れて、ママががんばりすぎずに楽しく離乳食期の子どもと過ごせるアイディアを紹介してくれます。
また本には、モチコさんのSNSに寄せられたこんなリアルな声も掲載されています。
「毎回スプーンを口に持っていくだけで反り返ってギャン泣き。私も泣きながら離乳食を捨てる日が続き、食事の時間が憂鬱で…。でも10カ月になったある日、本当に突然パクパク食べるようになりました。嬉しい気持ちを通りこして、あの数カ月は何だったの!と。赤ちゃんが食べてくれるよう工夫するのは必要だけど、何をしても食べないことがありますよね。でも、ある日ちゃんと食べるようになる、と後輩ママに伝えたいです。」(harさん)
出典:『マンガでわかる! 離乳食はじめてBOOK』
モチコさんの家でもイチコちゃんはよく食べるけれど、二太郎君は少食だったそう。兄弟でも食べる量には違いがあるように、「今の時期はまだ食べない」という個性があるとわかるだけでも、肩の荷が下りたような気分になるのではないでしょうか。
栄養を摂ることは大切だけれど、赤ちゃんはまだまだ食べるデビューをしたばかり。だからいま食べなかったとしても、ママががんばり過ぎなくて大丈夫ですよ! とプレッシャーがかかりがちなママを癒やしてくれる1冊でもあります。
本を読むと、離乳食が単に大変で面倒なものから、子どもの成長を実感できるちょっとハッピーな時間をくれるものに変わっていきますよ。
『マンガでわかる! 離乳食はじめてBOOK』
(KADOKAWA/1300円(税別))
インスタグラム18万フォロワーの人気イラストレーターで2児の母のモチコさんによる悩めるママのための、リアルな離乳食本。
管理栄養士の太田百合子先生全面監修による離乳食の基本情報と、同じく管理栄養士で
「E・レシピ」でも活躍中の藤原朋未先生による、フリージングを基本にした離乳食レシピをまとめた一冊。離乳食レシピ数は100以上。リアルな先輩ママさんからのアドバイス&テクニックもたっぷり!
モチコさんのウーマンエキサイトの連載:
モチコの親バカ&ツッコミ育児
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