自分から考え行動できる子「週1回わずか10分の習慣」が育てる



■パパの家族会議参加は是か非か?

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週に1回の家族会議は、子どもの自主性を伸ばす時間であると同時に、親子の濃密なコミュニケーションの時間でもあります。

家族会議という形なら、お父さんも参加しやすいのではないでしょうか。ふだんは仕事が忙しくて子どもとなかなか話す機会のないパパでも、週に1回10~15分程度の家族会議で、子どもの日頃の様子がわかりコミュニケーションも取れます。

子どもが複数いたら、上の子はママ、下の子はパパというふうに担当分けをするのもいいですね。

ただし、男性は女性より、必ず目標は達成しなければいけないと感じる傾向にあるようです。そのため、パパは目標が達成できなかった子どもを、ついつい責めてしまったり、口を出してしまう場合も。

そうなると、楽しくやる気を伸ばすためだった家族会議が、子どもにとって居心地の悪いつらい時間に変わってしまうかもしれません。

それを予防するためにも、パパにはあらかじめママから「なるべく子どもに考えさせ、聞かれたことだけ答えること」「目標が達成できなくても責めないこと」「少しでもできたことがあったら褒めること」などをお願いしておきましょう。


パパの性格によっては、家族会議に参加してもらわないほうがいいタイプもいます。それが、次の2タイプ。

・もともと子どもに関心がないタイプ。
・積極的に参加しすぎて、なんでも口出ししてしまうタイプ。


前者の場合、参加に乗り気ではないパパの気持ちは自然と伝わるものですから、子どものやる気をそいでしまうかもしれません。

後者の場合は、良かれと思って子どもにいろいろアドバイスしてしまうのでしょうが、口を出しすぎて自主性の芽をつんでしまいます。この場合は、ママがパパの言動や行動をある程度、コントロールする必要があるでしょう。

■言いにくいことが言える「パパ育て」にもなる家族会議

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子どものやる気、自主性を伸ばすための家族会議ですが、その場を借りて、日ごろからパパに頼みたいけど頼めなかったことをお願いする場にしてもいいかもしれません。


例えば、子どもが目標を発表したら、「パパも何か目標を立てようよ」と持ちかけてみるのです。週に1回お風呂掃除をするとか、ゴミの分別ができるようになるとか、ママが手伝ってほしいと思っていたことを提案してみましょう。

パパの性格にもよりますが、子どもが「パパも一緒にやってみようよ」と言えば断れませんよね。子どもの手前、全くやらないわけにもいきませんから、家事の分担をしてくれるようになるかもしれません。

子どもと一緒にトライすることで少し遊びの要素が入りますから、妻から一方的に「家事を手伝ってよ」と命令されるより、パパもすんなり始めやすいでしょう。そして、1週間後、1カ月後には、パパも家事のエキスパートになってくれたら…ママは大助かりですね。

家族会議は、自分で考え行動する子どもの自主性を育てると同時に、家族の重要なコミュニケーションの場です。顔を突き合わせて話し合うことで、いつもなら我慢してしまうこと、流してしまうことも、言いやすくなるのではないでしょうか。


ただし、掲げた目標が達成できなかったからといって責めるのはNG。それに向かってどう考え、どう行動したのかが大事なので、目的を間違えないようにするのが肝心です。

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