コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
子連れでバスに乗ったら…ある運転手さんのキツイ言葉に涙。ママに厳しいのはなぜ?【コソダテフルな毎日 第152話】
現に彼女がバスを降りるときに周囲の人たちが同情の声をかけてくれたように、
大半の人は子どもには言う事をきかない時期があるっていうことも、
理由もなく泣く時期があるっていうことも、
大人の思い通りにいかない時期があるっていうことも分かっていると思います。
そう、おそらく、そのバスの運転手さんは、
「子ども」について知らなかっただけなんじゃないかと思うんです。
推測に過ぎませんが、
「座りたがらないのは親が甘やかしているから」
「座らせようと思えば力づくで座らせるのが親の仕事」
そう思っていたのかもしれません。
■親の思い通りには動かない…夫の反省
以前にも記事で書いたかもしれませんが、うちの夫、製薬関係の仕事をしているんですね。
で、子ども用のお薬なのに味がイマイチなお薬があってですね。
なんと、強気な事に、独身の頃は「このお薬は苦いから子どもが飲みたがらない」という声に対して「そこをきちんと飲ませるのが親の仕事だ」って思っていたみたいなんです。
しかし、そんな彼も子どもを持ち、我が子に苦いお薬を飲ませないといけない場面に遭遇しました。
飲ませて当然だと思っていた薬を我が子に飲ませるとベェェェェェって吐き出して、もう一度飲ませようとすると嫌がって泣くわけですよ。
大抵抗です。
ゼリーに包んでみても、ジュースで誤魔化そうとしても1回インプットしちゃってるんで一筋縄ではいきません。
そして最終的に夫がつぶやいた言葉がこちら。
です(笑)
「こりゃ飲まんわ!!」ってさじを投げて
「あの頃のオレは間違っていた!」って言ってました(笑)
と、このように、もしかしたらあの運転手さんも、
経験していない、もしくは経験したけど忘れている、経験したようで実は良いところしか見ていなかった、これらのどれかだったのかもしれません。
■同じような場面に遭遇したときの対処法
なのでもしも同じような場面に遭遇してしまったとしても(もちろん、だってしょうがないじゃないかー! とふんぞり返れと言っているわけではありません)、
周囲の乗客の方が助け船を出してくれたように
「気にしない」っていうのもひとつの手だと思います。