性教育は「幸せな人生を築く力」の土台! 子どもの自己肯定感も上げる「おうち性教育」の始め方
■フクチマミさんからメッセージ
最後に、著者のお一人であるマンガイラストレーターのフクチマミさんから、こんな素敵なイラストとメッセージをいただきました。
「何からどう教えたらいいんだろう…」
性教育の絵本を買って、いざ子どもに伝えようとしても、抵抗感で固まってしまう自分に悩んでいた時、共著の村瀬先生と出会い、自分たちが子ども時代にしっかり教わってこなかったこと、性に対して「いけないこと」だと不潔視をしていたことに気がつきました。
そして『おうち性教育はじめます』は私のような親たちに向けて、知識のアップデートをしながら、性への偏見を取り除いていけるように、という気持ちで描きました。親自身も理解しつつ、子どもへの伝え方が具体的にわかるように、と。
私は性教育を学ぶことで、自分自身の気持ちがラクになっていくのを感じました。
子どもの、そして自分自身の絶対的な味方でいるために。
おうち性教育、はじめてみませんか。
フクチマミ
ここまで、「性教育」のメリットや方法について、書籍を元に考えてきました。
性教育は、決してタブーではなく、子どもの自己肯定感を高め、幸せな人間関係を築く力の土台なのだと、あらためて気づかされました。
筆者も何からはじめていいかこれまでわからず性教育については避けがちでしたが、子どもが傷つかず、そして相手を傷つけずに、幸せな人生を歩んでいくこと、そこをゴールに、親である自分自身も向き合っていけるといいのかなと、感じています。ぜひ「おうち性教育」をはじめてみませんか?
「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 」
著者:フクチマミ・村瀬幸浩(KADOKAWA)1300円(税抜)
「うちにも赤ちゃんはくる?」といった、突然やってくる素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者・加害者にならないための日々の言葉かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで、親子で一緒に学ぶことができるパパママの必読本。毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うための「おうち性教育」のはじめ方をわかりやすく学べる一冊。
▼ウーマンエキサイト読者アンケートにご協力ください
初潮(生理)の不安を親子で“わくわく”に変える画期的なギフトボックス【編集部の「これ、気になる!」 Vol.106】