子育て情報『安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方』

2016年3月4日 09:00

安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

と丁寧に教えてあげてください。
ママ友にお迎えなどを頼むときは、事前に「今日は◯◯ちゃんのママにお迎えを頼んだから、一緒に帰ってね」と子どもに伝えておきましょう。
ショッピングモールやデパートなどで迷子になると、近くにいた人が、迷子センターに子どもを連れていくことがありますね。でも「ママ以外の人に付いていかない」約束と矛盾させないようにするならば、係の人を呼んで、その場で迷子がいることが分かるような対応をしてもらうことが理想です。現実的に難しい問題もありますが、子どもが混乱しないよう周囲が共通認識を持つように努力していきたいですね。
約束ポイント3
子どもの目線で危険ポイントを探す
安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

子どもたちが自分自身を守るために、知っておいてほしいことに「パーソナルスペース」があります。これは「自分の縄張り」のようなもの。普通の会話をするとき、相手に近づき過ぎると違和感がありますね。
相手とのちょうどいい離れ具合というのがあって、それを「パーソナルスペース」と呼びます。
悪いことをしようとする人は、子どものパーソナルスペースに侵入してきますから、この感覚を持っていることが、危険回避につながっていきます。私は「自分のふうせん」と名付けたプログラムを作り、子どもたちに次のように教えています。
「自分の体が全部入るくらいの風船があると思ってみて。外を歩くときは、◯◯ちゃんはその風船の中に入っているんだよ。風船が割れちゃうくらい近くに寄ってくる人がいて、◯◯ちゃんが怖いな、嫌だなと思ったらその人から離れるんだよ」。
パーソナルスペースの感覚を持つことは、危険回避だけでなく、相手の空間を尊重できる力、状況に応じて空間を縮めたり広げたりできる力、つまりコミュニケーション能力の獲得にも関係します。実は安全教育というのは、自分を守るとともに、相手に配慮する、嫌な気持ちにさせないという大事な側面があるんですね。

安全に関する約束をするときには、ぜひこのパーソナルスペースも一緒に教えてみてください。
あんふぁん読者アンケート
Q1.
ママのうっかりで、子どもが迷子になった、連れ去られかけたなど、ヒヤッとしたことはある?
安全・防犯のために子どもに伝わる約束の仕方

Q2.
ヒヤッとしたのはどんなこと?
園のお友達と「よーいどんっ」と急に走り出して、勢い余って国道まで出ていきそうになったことがあります。必死に走って止めました。北海道/年中ママ
駐車場でバックしてきた車にひかれそうになりました。

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