子連れ旅デビューならフィンランド!子どもがいるからこそのメリットがいっぱい
ほかの子連れファミリーもキッズ車両を利用することが多いので、お友だちができちゃったりもするかもしれません。ちなみに、キッズ車両は外側にイラストが描かれていますが、そのうちのひとつはアメリカの絵本作家リチャード・スカーリーのものでした。電車に乗る前からうれしくなってしまいますね。
キッズ車両はカラフル。狭い座席に座らせるより、子どもたちがリラックスしている。これなら移動も楽々!
イケメンすぎるスナフキン!? “生”ムーミンたちに会える!
というわけで、国内の移動自体も楽しいフィンランド。向かった先のナーンタリには「ムーミンワールド」があり、日本人観光客にも大人気のスポットです。いわば“アンパンマンワールド”といった風情で、フィンランドでは未就学児くらいの小さな子どもに特に人気があるもよう。
ベビーカーを押したファミリーが多いのもさることながら、手で引っ張るタイプのワゴンのレンタルがあり、子どもはその中に入って運ばれたり、荷物を入れたワゴンを自分で引っ張って楽しんだりすることができます。これには子ども心もくすぐられまくるようで、歩き始めたばかりとおぼしき赤ちゃんもよちよちとワゴンを押しながら楽しそうに歩く様子も見られました。
世界で唯一、ムーミンのお家があるムーミンテーマパーク。室内にも当然入って見ることができる
園内にはムーミンの家やボート小屋などがあり、物語の世界を忠実に再現。意外と広く、丘の上の方にのぼっていけばちょっとしたハイキングもできます。木々や花々を眺めつつ、そこここにニョロニョロの棲家があったり、魔女の家があったりして、冒険気分に。大人はのんびりと、子どもたちは生き生きと動き回ります。
そして園内でのハイライトはなんといっても“生”ムーミンたちに会えること。
ミニシアターでは頻繁にキャラクターたちが寸劇を披露しているほか、もちろんエンカウンタータイムも設けられています。
残念ながらすべてフィンランド語(大きいほうのシアターでは英語の字幕がつきます)ですが、ミーやスナフキンとお話をすることもでき、なによりスナフキンのイケメンぶりに、子どものために一緒についてきただけのつもりのママも思わず鼻の穴が膨らみそう。アニメのスナフキンに比べるとやさしく甘い顔つきなところがほんのり気になりますが、子どもそっちのけで「一緒に写真を…」なんて言っちゃうかも。
生身のフィンランド人男性ですから、背が高いためそこもまぁ違和感といえば違和感ですが、ここはかなりの興奮ポイントではないでしょうか。