また、自律神経は緊張状態で活発になる交感神経と、リラックス状態で活発になる副交感神経とに分かれています。園で活発に過ごす時間と、おうちで安心して過ごす時間が交互にやってくることで、どちらもが正常に働くようになります。
Q.「朝うんち」がいいって聞くけど理由はあるの?
A.快適な1日のため理想は朝ですがこだわらなくてもOK
朝うんちを勧める理由は、1.朝スッキリ出ると1日を快適に過ごせるから。2.園でうんちがしにくい子の場合、家に帰るまで我慢していることが、便秘につながりやすいから。ただ、排便にもっとも大事なのはリラックスできる環境です。朝、「早く!」と急かされながらトイレに行くくらいなら、帰宅後やお風呂に入る前など、親子ともに余裕があるときを、うんちタイムに充てましょう。頑張らせるのは長くても2~3分に。出るものならそれくらいで出ますし、無理強いは排便がイヤになる原因です。
Q.ちょっと便秘気味かなと思ったとき、親にできることはある?
A.気になったらまずは1週間排便日誌をつけてみましょう
「排便日誌」に記録するのは次の4つです。1.うんちが出た日時2.うんちの形(硬さ、量、太さ)3.おなかの具合4.園行事があった、風邪などの生活面記録をとることで、「硬くて小さなうんちが出ても、翌日にはいいうんちが出ている」といった排便のリズムを把握できます。また、「園行事があると便秘になりやすい」といった生活と排便の関係が分かると、積極的にトイレに誘ったり、下剤やかん腸を早めに使ったりといった対処ができるようになっていきます。
Q.かん腸・座薬・下剤はどれを使ってもいいの?
A.長い間うんちが詰まっている場合はかん腸・座薬を使って
5日以上出ないなどの重い便秘の場合、下剤(飲み薬)を使うのは良くありません。肛門近くのうんちは硬いままなのに、上から緩くなったうんちがどんどん下がってくるので、余計におなかが苦しくなります。ひどい場合は硬いうんちの隙間から、緩いうんちが漏れることも。まずはかん腸や座薬で硬いうんちを取り除きましょう。2~3日うんちが出ない、肛門に少し血がにじむなどの軽い便秘であれば、かん腸・座薬・下剤のどれを使っても大丈夫。
市販薬で構いません。
Q.かん腸や下剤を使っても治りません薬が癖になっているのかな?
A.薬は原因そのものを取り除くものではありません
かん腸や下剤などの薬は、うんちをとりあえず出して、ため癖がついている直腸を空っぽにするためのもの。