子どもの肌を守るため賢く対策!蚊に負けない夏にする!
体の中で刺されやすい部位というのは特になく、肌を露出していればどこでも、顔でも足の指でも刺されます。
外出するときの服装は、タンクトップより袖のあるもの、半ズボンやスカートより長ズボンといったように、できるだけ露出の少ないものがいいですね。はだしにサンダルよりも、靴下にスニーカーの方が予防になります。
2.子どもの肌に合った虫よけ剤を使う
虫よけ剤には、スプレータイプやシートタイプなどいろいろありますが、虫を寄せ付けないための成分で見ると、大きく以下の3種類に分けられます。商品の成分表示に書かれているので、それを見てお子さんに合ったものを選びましょう。
◆ディート
3種類の中で虫よけ効果が一番高く、肌への刺激も強いので、生後6カ月未満の赤ちゃんには使ってはいけません。2歳未満は1日1回まで。2~12歳までは1日1~3回までとされています。
◆イカリジン
日本では、2年前に承認された成分です。ディートのような年齢による使用制限がなく、かぶれができるなどの副作用も少ないとされています。肌の弱い赤ちゃんや幼児にオススメです。
◆天然ハーブ
この3種類の中で、虫よけ効果が一番弱いタイプです。できるだけ自然に近いものを使いたい人や、肌がとてもデリケートで湿疹やかぶれができやすい人に向いています。
●お話を聞いたのは:馬場直子さん
神奈川県立こども医療センター皮膚科部長。「子どものアレルギー×母乳育児×スキンケア」(共著/南山堂)、「こどもの皮膚診療アップデート」(シービーアール)など著書多数。
illustration ATFT GRAPHICS.
<文:あんふぁん編集部>