リピーターが多い「ザ・ヤングアメリカンズ」ハイテンションに子どもの自信と自発性を啓発
楽しむことが目的であって、英語の勉強ではありませんが、メンバーたちも極力日本語を学んで子どもたちに寄り添ってくれるので、言葉の心配はいりません。確かに英語ができる子のほうがメンバーたちと早く仲良くなることができそうですが、来日してから時間が経つにつれメンバーたちも少しずつ日本語での意思の疎通が可能になってくるので、英語がまったく話せない!という子でもメンバーたちと仲良くなれそうです。彼らはこの横浜でのセッションを最後に帰国し、2017年の夏ツアーは終わりとなります。秋からはまた新しいメンバーが来日し、新しいパフォーマンスをみんなで作り上げていくのです。「同じメンバー、同じ参加者でも毎回違う結果になる」というオカムラさんの言葉を思い出し、次はどんなふうになるのだろう?という期待がむくむく。リピーターになる人の気持ちがよくわかります。
終演後、“ハグタイム”というメンバーたちとのお別れの時間が設けられますが、ここはメンバーだけでなく3日間を共にした新しい友達とのお別れの時間でもあり、あちこちで「また来年ね!」「わたしのこと忘れないでね!」という声が聞かれました。
ある参加者に何が一番楽しかったかを尋ねると、「友達ができたこと!」と即答。
人前で自分を表現したり、いつもと違うトライをしてみたり。短期間で学びと成長を得られる、といった利点を大人はつい考えてしまいますが、子どもたちが「楽しかった~!また来年も来たいな」と言ってくれることが何よりも大きな利点ではないでしょうか。
ハグタイムではお互いに「来年またここで会おうな!」と言い合いながら仲良くなった子にもTシャツにサインしてもらう。
友情が最大の収穫
来年も会えるかな
ザ・ヤングアメリカンズ2017年秋ツアー詳細
※すでに申込みを締め切っている地域もあります。
※地域枠は一般枠よりも早めに申込みが開始されます。
<文・写真(特記以外):フリーランス記者岩佐 史絵>