お子さんのお口ポカンは危険信号!正しく呼吸できている?
■口呼吸のデメリット4
歯のかみ合わせが悪くなり食事を楽しめなくなる
子どもの歯列矯正治療が増えていますが、口呼吸もかみ合わせが悪くなる原因の一つです。あごの骨は幼児~小学校低学年の間に育つのですが、その時期に一日中、あるいは夜寝ている間ずっと口が半開きになっていると、上下のあごの発達にズレが生じてしまいます。ちなみに、1~2㎜程度口が開いているだけでも「口呼吸」のうちに入ります。パッと見ただけでは分からないので、お子さんの様子をよく観察してくださいね。
●アンケート
Qお子さんは、気付くと口が半開きになっていることが多いですか?
2017年10月4日~11月7日、有効回答数1018
Q普段のお子さんの様子で、当てはまるものはどれですか?(複数回答)
●子どももパパ・ママも要チェック!あてはまるのはどれ?
口呼吸&鼻づまりシート
1.日中、口を開けて息をしている
2.昼間に眠たがる
3.寝ている時、いびきをかく
4.寝ている時、呼吸が止まることがある
5.口を開けて寝ている
6.夜中に頻繁に目を覚ますことがある
7.よく鼻をすすっている、かんでいる
8.集中力がない
9.ボーッとしていることが多い
10.キレやすい
11.運動していると息切れしやすい
12.歯並びが悪いと診断されたことがある
13.食事の時よくかまずに飲み込む
14.朝すっきり目覚めない
15.朝起きた時、のどがカラカラに乾いている
●1・2にあてはまる人…口呼吸・重度の鼻づまり
●3~6にあてはまる人…口呼吸・かくれ鼻づまり
●7~15にあてはまる人…口呼吸・かくれ鼻づまりの可能性アリ
●先生に解説してもらいました!「お口閉じて!」と言われただけでは無理なんです
「口を開けているとだらしがないよ。ちゃんと閉じなさい」。昔から親が子どもに言ってきたセリフです。
しかし昼の間、または寝ている間に口が開いてしまう「口呼吸」の原因は、クセやだらしがないからではなく、多くの場合、鼻づまり(慢性鼻炎)が原因であることが分かってきました。
風邪をひくと鼻がつまりますね。これは鼻の粘膜の一部が腫れ、空気の通り道がふさがれてしまうためです。この状態がずっと続くのが慢性鼻炎です。鼻呼吸だけでは苦しくなりますから、どうしても口で息をしてしまいます。
こうなるといくら「口を閉じなさい」と注意されても直りません。