夫の転勤により、栃木県から東京都に引っ越すことに。現在、栃木の保育園に通っている2歳の息子は、4月から東京の保育園に入園できることになりました。県・自治体をまたいでの保活はイレギュラーなことや制約が多くて大変。筆者の経験や周りで遠方から保活をしたママたちに話を聞き、押さえておきたいポイントをまとめたので、一例として参考にしてみてください!
狙うは4月入園。そのために新住居を早めに決定
東京都など、保活激戦区に引っ越す場合、年度途中の入園は難しい傾向にあります。そうなると狙うのは4月入園。自治体によって締め切りは違いますが、前年の11〜12月に入園申し込みが締め切られます。つまり、それまでに住みたい街を決めなくてはいけません。
さらに、筆者が転居希望の区は「契約期日の記載がある、家の賃貸借契約書の写し」または「引き渡し日の掲載がある売買契約書の写し」の提出が必要でした。4月入園の申し込みをするためには、4月の時点でその区に住むことを証明する書類が必要なのです。そのため、引っ越しの予定より早く新居を決めました。
春先に転勤が決まったけれど、4月ではないと入園ができそうにないため、先に旦那さんが引っ越して3月まで単身赴任生活。現住所と引っ越し先のダブル家賃を払ったというママもいました。
保育園見学は1日6カ所!遠方な旨を伝えて
遠方からだと、保育園見学もひと苦労です。土日は見学を受けつけていないところが多いので、行くのは平日。旅費や時間を考えても、そう何日も行けないので、1日に6カ所、2日間で12カ所をまわったというママもいました。
保育園によっては見学の日時が決まっているところもあります。そんなときは「遠方からの見学なんです」と伝えると、融通を利かせてくれる園がほとんどでした。日程が合わず、園内を見学できない場合でも、新居からの通園路や外観を確認しておくといいと思います。
ある園長先生は「公立の保育園は保育方針が同じなうえ人事異動も頻繁だから1園見学すればよし。私立はそれぞれ特徴があるから優先して見学に行ったほうがいい」とアドバイスしてくれました。
申し込みは現住所の自治体経由。任せっきりにならないで
保育園の申し込みや入園内定のハガキはすべて、現住所の自治体を経由します。現住所の自治体の保育園入園申し込み締め切り日と新住所の自治体の締め切り日が違うので、職員の方に新住所の締め切り日をしっかりと伝えて郵送してもらう必要があります。