ピアノ、バイオリン…子どもの習い事はいつからがいい?親の負担は?
小学校の授業でも習うので、3年生までには必ず読めるようになるし、心配しなくて大丈夫です」
プラスアルファとして宿題があると思いますが、どんなことをどれくらいやるのでしょうか。
「必ず宿題を出すわけではないです。無理なことはやらせないようにします。その子に合わせて、ここを1日3回弾いてこよう、ここを5回弾いてこようという感じです。もちろん練習に比例して上達しますが、1日5分から始めて少しずつ伸ばしていくのでも大丈夫です」
ピアノとは違って扱いが難しそうなバイオリンですが、親がサポートしなければならないことはありますか。
「幼児が調弦するのは難しいので、親御さんにやってもらいます。手のひらサイズのチューナー(2000円くらい)を使って調弦します。ネジを締めたりするだけなので、難しくはありません」
持つだけでもオシャレにかっこよく見えるバイオリン。
ピアノに比べて場所を取らないというメリットはありますが、ほかにどんなことが得られますか。
「弦の押さえ方によって音が変わるので、ピアノよりも細かい音がわかるようになります。ピアノは単体で演奏しますが、バイオリンは合奏することが多いので、一緒に曲を作れる楽しさが得られます。合奏は本当に楽しいですよ!それに、落ち込むことがあっても、バイオリンで感情表現することで発散できたり、バランスを取ることもできます。音楽は不思議なもので、途中で辞めたとしても体が覚えているんです。60歳から再び始めた人や、94歳になっても習いにくる人もいます。人生が豊かになりますね」
この春、お子さんの習い事を考えるなら、音楽を選択肢の一つとして考えてみませんか。
<取材協力>
ピアノ・リトミック教室TEL090-4719-0666(※ピアノは現在空なし)
波多野バイオリン教室
<文・写真:フリーランス記者岩本亜実>