子ども優先、でも大人も過ごしやすいリビングのつくり方
という点はしっかり押さえながら、デザインや色といった部分で子どもらしさを出すとリビング全体のまとまりが出やすくなります。
子ども用のテーブルや椅子の選び方については、子ども自身が触れる機会が多いことを頭に入れて次のようなポイントを押さえておきましょう。
・端や角の部分はケガにつながらないよう丸みのあるデザインを選ぶ
小さな子どもが住宅内でケガをする原因のひとつは、家具との衝突によるものです。テーブルや椅子の背などの端や角部分がとがっていると、頭や腕などを打ったり、皮膚の薄いところが当たると切れたりします。
密着して使う家具だけに、万が一のことを考えて丸みのあるデザインを選ぶのがおすすめ。
・子どもが認識しやすいようはっきりした色が入った物を選ぶ
すべてを鮮やかな色の商品にするとややしつこくなってしまうので、一部の家具でカラーアレンジを楽しんでみましょう。おすすめは椅子。シンプルな色のテーブルに、きれいな色の座面や背もたれをもつ椅子を合わせるととてもおしゃれです。
子どもにとっては「この色の椅子が自分の椅子!」とお気に入りができますし、リビング全体から見てもインテリアのいいアクセントになりますよ。
その他に、子ども用でありながら大人も楽しめる家具をいくつか紹介しましょう。
たとえばこのキッズ用本棚。
子ども向けのデザインやサイズとして製作されていますから、子どもは喜んで使います。ただし子どもっぽさを強調しているデザインではないので、たとえばナチュラルモダンテイストのリビングに置いてもそう違和感はありません。
むしろ大人も、普段は抑えている無邪気な好奇心を刺激されて居心地がよくなるかもしれませんよね。
またこちらのミニソファは人気のインテリアブランド・カリモク家具が製造したカリモク60Kチェアミニ。
4~5歳くらいまでの子どもが座れるサイズのソファで、根強い人気をもつソファ「カリモク60」のデザインを忠実に再現しています。
黒の革張りやグリーンのモケット生地仕上げの張地、しっかりとした骨組みなど、子ども用家具でありながらとにかくかっこいい!
実際に座って使ってもいいのですが、ちょこんと置いておくだけでもセンスアップできる家具なのです。機能性や安全性に加えて遊び心があるこうした家具を使える時期は、子どもの成長を考えると本当に短いもの。貴重とも言える「今だけ」