子育て情報『「子どものお小遣い」あげる前に、親が意識しておくべきこと』

「子どものお小遣い」あげる前に、親が意識しておくべきこと

まだまだ早いかなぁと思いつつ、気になる子どものお小遣い事情。入学のタイミングで、お小遣いはどうしようかなと思っている人も多いかもしれません。
小さなうちは特に決まりなく、親が思いついた時に「お手伝いしたらお小遣いをあげるよ」など、親の気分でお小遣いをあげている家庭もあることでしょう。
ファイナンシャルプランナーで、小学生と幼稚園児のママでもある筆者が、お小遣いをどうするかを決める前に、親が意識しておくべき「お小遣いの考え方」をまとめてみました。

お小遣いには3パターン

そもそも、お小遣いとは、ざっくり言えば、自分で働くことのできない子どもに対して、何らかの形で自由に使えるお金を渡すこと。大きく分けて、3種類あると筆者は考えます。
それは、
●ご褒美お小遣い
●報酬お小遣い
●定額お小遣い
です。


ご褒美お小遣い

「テストでよい点とったら」に代表されるのがご褒美お小遣い。
何かを頑張ったことに対するご褒美が多いですが、お年玉に代表されるように、お祭りだから、クリスマスだから、イベントだからで子どもに与えるものをすべて含みます。
親にとって喜ばしいことに対してあげるという感じもあるので報酬に似ているように思いますが、「決められた仕事をした」「役に立ったから」ではなく、子どもにとっての成長や喜ぶ顔を見たいという、どちらかというとあげる大人の自由裁量になっており、子どもにとっては「臨時ボーナス」的なもので、「絶対にこの額をもらえる」と決まっていないお小遣いです。
あげる人の愛情表現として、または子どもを褒める表現として渡すことが多いのが特徴で、あげるのももらうのも嬉しいというメリットがあります。その一方で、もらえないとスネる、金額の違いなどを不満に思うといったデメリットな感情を引き起こすことも。

報酬お小遣い

お手伝いをしたらいくら、と決められた仕事に対する対価としてもらえるのが報酬お小遣い。
これは家庭での「お手伝い」を促すために、あらかじめ「これをしたらいくら」と決めて行うことが多く、うまく機能すると家事手伝いをスムーズに頼めるので親が助かるばかりか、子どもの家事能力の向上にも役立ちます。また、社会での「仕事の報酬」システムの疑似体験となるので、社会経験のアドバンテージになります。
一方で、必要なものは買ってもらえるし、ご褒美お小遣いも期待できるとなると、子どものモチベーションが続かずに、断念するケースも多いです。

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