「ファイナンシャルプランナー」について知りたいことや今話題の「ファイナンシャルプランナー」についての記事をチェック!
※この物語は実話をベースにした創作ストーリーです。登場する人物はフィクションです。突然ですが、私、詐欺被害に遭いました。詐欺だとわかってからはつらくて悔しくて悲しくて。しばらく何も手がつけられませんでした。いつか絶対に描いてやる…。でも、こんなバカな話にあまりにも簡単に騙された自分が恥ずかしくて、「恥さらしだ、描くのはやめておこう」とも思いました。しかし…。毎晩、あとからあとから絵が、想いが、あふれてくる。頭からこぼれ落ちていく。いつか描く、そのときまでこの気持ちを覚えていられるだろうか? 覚えていなければいけないのだろうか?苦しいけど描こう。描くことが、バカだった私を弔うたむけだ。そして何より、こんな想いもう誰にもしてほしくない。もしも身近で似た話が出ていたら、この話を思い出してほしい。そう思って、描き始めたのです。■え? 持ち逃げ…?■ふたり目の妊娠がキッカケだった…このお話だけがひとり歩きしても怖いので、フィクションも織り混ぜています。時系列も季節もバラバラです。このお話は、主人公・益田マキちゃんに起こったこととして見ていただけるとうれしいです。次回に続く「産前産後100万円詐欺られました」(全26話)は17時更新!
2022年04月30日日々の食料品や日用雑貨の買い物はどうしていますか?買い物に出かけると、子どもが迷子にならないよう気にかけたり、お菓子をねだられたり、途中で「トイレ!」と言われたり(笑)。食事のメニューや家計のことを考えながら落ち着いて買い物をしたいのに、実際はなかなか難しいところ。そこで、忙しいママへのおすすめは、ネットスーパーの活用です。ネットスーパー愛用歴約10年の経験と、FP資格を持つママとしての視点から、効率的な活用術を紹介します。使ったこと、ありますか?ネットスーパーのしくみとは近年、浸透しつつある、ネットスーパーという販売形式。とはいえ、「ネットスーパーの存在は知っているけれど、実際は使ったことがない」「食材の宅配サービスは使ったことがあるけれど…」という声も、よく耳にします。ネットスーパーは、スーパーの商品がネット上で注文ができて、指定した時間帯に自宅まで届けてくれるサービスです。配達指定は一週間サイクルなどではなく、当日○時~○時や、明日の○時~○時、と注文してから配達までの時間が短いことが特徴です。同じスーパーの実店舗で買えるものの多くがネットスーパーでも買えるように、取扱商品も拡大傾向。キャッシュレス決済やポイントシステム、各種キャンペーンも充実してきています。こんなに便利!ネットスーパーのメリットと、効果的な活用術とは?さて、ネットスーパーを活用すると、具体的にはどんなメリットがあるのでしょう?1)自宅のパソコンやスマホで買い物ができるので、出かける手間と時間が省ける2)自宅で在庫を確認しながら注文できるので、重複購入がなく、ムダがない3)配達してもらえるので、重いもの(飲料ボトル・米など)や、かさばるもの(ティッシュペーパー・おむつなど)を自分で運ぶ必要がなく、まとめ買いも可能4)ネット上で商品を「買い物かご」に入れると、注文金額が即時計算されるので、予算調整や管理がしやすい5)冷蔵品・冷凍品を適切に管理して配達してくれる6)自分の都合の良い時間帯(子どもが園に行っている間や、子どもが寝た後の夜間など)に注文・受け取りができるどうでしょう?これだけでもかなり魅力的ですよね。さらに、効果的な活用方法が!ネットスーパーも各社の特色が反映されています。A店は生鮮品の鮮度が良い、B店は低価格戦略、C店は商品の取り扱い範囲が広いなど。特色をしっかり把握して、買いたいものとタイミングによって「使い分け」が可能です。例えば、ティッシュペーパー・洗剤などの日用品や、食料品でもハムなどの加工品や冷凍食品の場合、同じ商品なら安く買える店の方がよいのは当然。そういったものを買うときには、B店を活用します。しかし、鮮度の良い野菜や魚など、品質にこだわって買いたい場合には、値は高めでも、品質に安心感があるA店を選択。とにかく一度に済ませたいというときは、C店を選択します。店によってPCやスマホの操作画面の違いはありますが、私の経験上では、慣れてしまえばそんなに違和感なく対応できます。私自身のネットスーパーの活用頻度は、週1回を目安にしています。食材量や予算の管理がしやすいためです。買い物の効率化で生まれた、母娘の時間ネットスーパーのありがたさをもっとも感じたのは、実家の両親が体調を崩し、サポートが必要になり、私自身の時間・パワーともに余裕がなくなった時でした。忙しい中で、少しでも家での娘とのふれあいのときを確保したい。そんな時、ネットスーパーを活用した買い物の効率化は、いつも以上に大きな意味があったと思います。デメリットは?それをカバーするための工夫とは?ママにとってメリットがたくさんのネットスーパー。ではデメリットはないのかというと…ゼロではありません。例えば、子どもが「買い物はネットでポチっとしたら、人が届けてくれるもの」と思って育ってしまうという問題。今どきといえばそうですが、ちょっと残念な気もしました。ママがどのように商品を選んで買い物しているのかを見せ、生鮮食品はその良し悪しの見分け方などを実際に教えてあげたいという気持ちがあるからです。そこで、月に1度でも、夫がいて余裕のもてる週末などに、スーパーの実店舗に行き、子どもと会話しながら買い物をする機会を設けました。また、「ママは昔おばあちゃんとこういうふうに買い物に行ってたけれど、今はネットスーパーのように便利な仕組みができた」という話をしたりしています。配送料として300円程度かかるのがデメリットとも言えますが、幼児がいる世帯は割引になったり、一定金額以上購入すれば配送料無料になるサービスを設けている店もあるので、うまく活用しましょう。ほかに、注文商品が欠品となってしまい困ることも。ただ、希望すれば代替品を届けてくれます。その場合、元の金額と同じかそれ以上のもので対応してくれるので、かえってラッキーだったという経験もあります。配達指定時間には自宅にいなくてはならず急用時に困るという点は、最近では不在中でも指定した場所に置いてくれる「留め置きサービス」も出てきているので注目です。それから、ポチリミスにもご注意ください。うっかり数量を間違えてしまい、わが家にきゅうりが大量に届いたというハプニングも(笑)。実物が見えないので、間違いに気づきにくいのです。バラ売りを3本注文するのか、3本入りを1袋注文するのか、なども気をつけた方がいいですね!忙しい現代のママたちにとっては、メリットいっぱいのネットスーパー。時間も予算も効率的に管理しながら、上手に活用してみてください!<文・写真:ライター石川友美>
2019年10月07日まだまだ早いかなぁと思いつつ、気になる子どものお小遣い事情。入学のタイミングで、お小遣いはどうしようかなと思っている人も多いかもしれません。小さなうちは特に決まりなく、親が思いついた時に「お手伝いしたらお小遣いをあげるよ」など、親の気分でお小遣いをあげている家庭もあることでしょう。ファイナンシャルプランナーで、小学生と幼稚園児のママでもある筆者が、お小遣いをどうするかを決める前に、親が意識しておくべき「お小遣いの考え方」をまとめてみました。お小遣いには3パターンそもそも、お小遣いとは、ざっくり言えば、自分で働くことのできない子どもに対して、何らかの形で自由に使えるお金を渡すこと。大きく分けて、3種類あると筆者は考えます。それは、●ご褒美お小遣い●報酬お小遣い●定額お小遣いです。ご褒美お小遣い「テストでよい点とったら」に代表されるのがご褒美お小遣い。何かを頑張ったことに対するご褒美が多いですが、お年玉に代表されるように、お祭りだから、クリスマスだから、イベントだからで子どもに与えるものをすべて含みます。親にとって喜ばしいことに対してあげるという感じもあるので報酬に似ているように思いますが、「決められた仕事をした」「役に立ったから」ではなく、子どもにとっての成長や喜ぶ顔を見たいという、どちらかというとあげる大人の自由裁量になっており、子どもにとっては「臨時ボーナス」的なもので、「絶対にこの額をもらえる」と決まっていないお小遣いです。あげる人の愛情表現として、または子どもを褒める表現として渡すことが多いのが特徴で、あげるのももらうのも嬉しいというメリットがあります。その一方で、もらえないとスネる、金額の違いなどを不満に思うといったデメリットな感情を引き起こすことも。報酬お小遣いお手伝いをしたらいくら、と決められた仕事に対する対価としてもらえるのが報酬お小遣い。これは家庭での「お手伝い」を促すために、あらかじめ「これをしたらいくら」と決めて行うことが多く、うまく機能すると家事手伝いをスムーズに頼めるので親が助かるばかりか、子どもの家事能力の向上にも役立ちます。また、社会での「仕事の報酬」システムの疑似体験となるので、社会経験のアドバンテージになります。一方で、必要なものは買ってもらえるし、ご褒美お小遣いも期待できるとなると、子どものモチベーションが続かずに、断念するケースも多いです。そのため、ご褒美お小遣いや、定額お小遣いの上乗せとしての扱いになる傾向があります。定額お小遣い親から子に渡す「お小遣い」としては定番と言えるのが定額お小遣い。年齢に応じた額を毎月・毎週など決まった期間ごとに渡し、そのお小遣いは好きなことに当てていいというようなベーシックなシステムです。メリットとしては、毎月決まった額が入るので、お金の利用の計画が立てやすく、お小遣い帳などと併用することで、「毎月決まったお金で生活するスキル」が磨きやすい点です。報酬お小遣いが、入ってくるお金のコントロールがしやすいのに対し、定額お小遣いは出ていくお金のコントロールがしやすいという違いがみられます。ただ、年齢に応じた額というのがネックで、子どもが大きくなるにつれ「みんなはこれくらいもらっている」的な値上げ交渉にさらされますが、報酬お小遣いのように親に何かメリットになるようなことが薄く、子どもにとっても「年齢に応じてもらえるお金が大きくなる」という金銭教育がはたしてよいものなのか、と筆者は考えています。うちのおこづかいシステムはこれ!と決める家庭もあるでしょうが、多くの家庭ではこの3つをうまく組み合わせて考えているケースが多いようです。ちなみに筆者の家庭では、小学1年生から「ご褒美お小遣い」を採用しており、もらったお年玉全額を渡し、それを1年間のお小遣いとしています。大きな買い物をして後で欲しいものができて困るという経験もよし、計画的に使うもよし、または使わないでとっておくのもよしで、親は基本的に口出しはせず、各自のお財布で管理しています。額も大きい分、子どもの性格に応じて気づきも大きいのではないかという実験でもあります。このやり方は、小学1年生の「授業」できちんとお金を習った後のお正月からスタートするのがおすすめです。幼稚園児の時は、報酬お小遣いとして、夏休みなどに「このお手伝いしたらいくら」と決めて、まずは短期でお小遣いの出し入れを体験するのがよいかもしれません。親が「これは親と子にとってどんな意味を持つお小遣いか」を意識することで、子どもに上手な金融リテラシーを育んでいけるといいですね。<文・写真:フリーランス記者結生>
2019年03月17日貯金を始めたいと思っていてもなかなか踏み出せていない、なんていう貯蓄の初心者さんは、定期預金から始めてみるとよいのではないでしょうか。定期預金にも新しいトレンドがある今、「excite.電話相談室」でも活躍されているファイナンシャルプランナー(1級技能士)のすぎうらのりこさんに定期預金のメリットやデメリット、口座開設時の注意点などお伺いしてきました。定期預金とは?定期預金とは、1年や3年などあらかじめお金を預ける期間(預入期間)を決めておき、期日が来たときに元金と利息を引き出すことができる貯蓄目的の預金です。元本が保証されており、預けたお金が減ることはありません。定期預金は期日が来るまで払い戻しをしないことを約束することで、銀行や信用金庫などの各金融機関で普通預金より金利が高めに設定されています。最近のトレンド情報定期預金は長期間お金を預ける預金の代表ですが、最近では預入期間が短期間である超短期定期預金もあるようです。1ヶ月定期や3ヶ月定期は以前からありましたが、1週間定期や2週間定期の超短期の定期預金がネット銀行を中心に増えてきました。超短期定期預金は、1~2週間先に使う予定の普通預金を定期預金に預入できるため、手軽にお得感が味わえます。ママの知っておきたいポイント定期預金は預入期間中の引き出しはしない約束ですので、普通預金のようにいつの間にか、引き出して使ってしまったということは防げます。コツコツと貯金したいママ向けの預金です。また、子どもの名前で定期預金の口座を作ることもできますので、将来子どもが必要とするときに使えるよう小さいころから定期預金に預けることもひとつの方法です。定期預金開設のメリット&デメリット定期預金は引き出しにくく貯めやすいことが最大のメリットです。またボーナス時期などに定期預金キャンペーンが実施されることがあり、金利優遇やポイント優遇、キャラクターグッズをもらえるなど特典が得られます。定期預金の主なデメリットは、原則として中途解約や一部解約ができないことです。中途解約ができても、例えば100万円の定期預金を満期前に10万円だけ引き出したいとき、100万円の定期預金全額が中途解約となります。中途解約すると金利が下がる金融機関も多く、当初予定の利息が受け取れなくなります。毎年10万円引き出すと決まっている場合は、1年定期で10万円、2年定期で10万円、3年定期で10万円のように分割して預けることも考えておきましょう。FPすぎうらのりこさんへ個別相談もできます! 相談は記事TOPのプロフィールから!本気でお金を貯めたいあなたへ! 便利なアプリ2選貯金アプリfinbee【貯金をもっと楽しく、カンタンに。】finbeeは自分の銀行口座から貯金用口座へ、自分で決めたルールに応じて、自動でお金を移動できるアプリです。カード決済のタイミングや一日の歩数など、毎日の生活に合わせて貯金する金額を決めるだけで、あなたの口座に自動で貯金します。いつのまにかに、本当にお金を貯めることができた、と実感できるはずです。※提携銀行はみずほ銀行と住信SBIネット銀行、千葉銀行、北洋銀行で順次拡大予定 貯金アプリfinbeeダウンロードはこちらから トラノコ【おつりで投資を始められる!?】すべての人を投資家に? 「誰もが投資できる世の中を」その思いで誕生したのがトラノコです。運用報酬0.3%で本格的な分散投資ができて、楽しく無理なくカンタンにおつりで投資をするアプリです。 トラノコダウンロードはこちらから
2018年07月29日ネットバンキングは便利そうだけれど、安全性やサービスがわからないので口座開設をしていない、という方も多いのではないでしょうか。「エキサイトお悩み相談室」でも活躍されているファイナンシャルプランナー(1級技能士)のすぎうらのりこさんにネットバンキングのいろはについてお伺いしました。ネットバンキング(ネット銀行)とは?銀行などの金融機関で行う残高照会や振込などを、パソコンやスマートフォンでインターネットを通じて行うことをインターネットバンキングサービスといい、多くの金融機関で利用が可能です。インターネットバンキングに特化し、窓口やATMなど店舗を持たない銀行をネット銀行といい、スマートフォンなどから口座開設、残高照会、振込や振替などがいつでもどこからでも行えます。また、定期預金や外貨預金や投資信託などを扱うネット銀行もあります。銀行の窓口が開いている時間に店舗に行きにくい小さな子どもを持つママには便利なサービスです。ネット銀行の安全性破たんや不正送金などネット銀行に預けたお金がなくならないのか、と疑問を持つこともあります。ネット銀行の信用度をランク付けした格付けを見ることで他の金融機関との信用度を比較することができますし、不正送金などが起こらないようログイン1回ごとにパスワードが変わるワンタイムパスワードや一定時間操作がないと自動でログアウトするなどセキュリティの強化も図られています。ネット銀行口座開設のメリット&デメリットネット銀行は店舗を持たないことでコスト削減を行っているため、手数料の安さや銀行ごとのポイントサービスが口座開設の主なメリットとなります。店舗での対面相談ができない、通帳がなく残高確認でもログインする手間がある、現金の引出や入金時は利用可能な提携ATMを探す必要があることが主なデメリットです。口座開設時の注意点ネット銀行に新規に口座を開設するには、ネット銀行のサイトにアクセスし、指定のフォームに必要事項を入力します。口座開設時には運転免許証や健康保険証などでの本人確認が必要となります。銀行により異なりますが、コピーを郵送、アプリで画像送信、キャッシュカード受取り時に提示するなどの方法で本人確認を行います。開設時に入力したキャッシュカードの暗証番号やログインパスワードを忘れないよう注意をしておきましょう。ネットバンク各社の比較と紹介ジャパンネット銀行パソコンやスマートフォンなどから原則24時間365日取引できます。銀行サービスに加え、VISAデビット、BIGやナンバーズなどにも使えます。ATM手数料は毎月最初の1回目の入金と出金が無料で、2回目以降は1回の入出金金額が3万円以上なら何度でも無料です。 ジャパンネット銀行の口座開設に関して詳しく見る 楽天銀行24時間365日取引はもちろん、新規口座開設後は6ヶ月間、月5回までATM手数料が無料です。ハッピープログラムにエントリーすると、楽天スーパーポイントや手数料が優遇されます。使えば使うほどステージが上がり、最大で楽天スーパーポイントの獲得倍率が3倍、ATM手数料が月7回まで無料、振込手数料が月3回まで無料となります。 楽天銀行の口座開設に関して詳しく見る 新生銀行「新生総合口座パワーフレックス」は、円預金や外貨預金などがひとつの口座で管理ができます。提携ATMの出金手数料が24時間365日何回でも0円であり、さらに他行からの振込入金やATM入出金などでTポイントが貯まります。 新生銀行の口座開設に関して詳しく見る 住信SBIネット銀行原則24時間365日の取引が可能です。商品やサービスの利用状況により「スマートプログラム」のランクが決まり、最大ランクになるとATM手数料が月15回まで無料、他行宛振込が月15回まで手数料0円、さらにボーナスポイントが加算されます。 住信SBIネット銀行の口座開設に関して詳しく見る すぎうらのりこさんへのご相談は記事TOPのプロフィールから!
2018年03月18日「将来がなんとなく不安」と漠然と悩む人は少なくありません。そんな人には、もっとお金の知識が必要なのかもしれません。そこでオススメなのが「ファイナンシャルプランナー3級」の勉強をしてみること。お金に関する最低限必要な知識が身について、家計管理にも役立ちますよ。ファイナンシャルプランナーとは?ファイナンシャルプランナー(以下「FP」)とは、顧客のライフプランに即した資金計画の提案やアドバイスを行うお金の専門家のこと。れっきとした国家資格です。こんなふうにいってしまうと「そんな難しそうな資格、自分には無理!」と思うかもしれません。でも3級はFPの入門編。資格を取ったからといって就職や転職に役立つようなものではありませんが、社会人として必要なお金の基礎知識が幅広く学べるのです。それだけ取りやすい資格だということもできます。では、FP3級の内容をざっと挙げてみましょう。社会保険、公的年金公的なセーフティネットとして知られているのは、年金(国民年金・厚生年金)、病院で使う健康保険、生活保護、失業保険くらいでしょうか。でも実際には、医療費が一定額を超えた場合に戻ってくる高額療養費制度、出産育児一時金、労災時の休業補償など、さまざまな補償が用意されています。公的な補助のほとんどは、自分が申請しないともらえないもの。「もらえるものはもらう」ためには、自分が知識を身につけるしかないのです。生命保険、損害保険こちらは、いわゆる民間の保険会社が販売している保険の話。「保険って本当に必要なの?」「保険会社の人の話は信用していいの?」など、こんな疑問が沸いてくるのは、保険の基礎知識がないからですよね。自分に最低限の知識があるだけで、保険の話は怖いものではなくなります。また、FP3級を勉強することで公的な支援についての知識も得られるので、追加で必要な民間の保険を検討しやすくなります。税金サラリーマン家庭の場合、普段の生活で税金を意識することは少ないかもしれません。でも「勝手に引かれるのだから税金の知識はいらないかな」と考えるのは早計です。例えば家を建てるとき、親から大金を受け取ってしまうと贈与税がかかることがあります。また、預貯金がなくても家や土地に相続税が発生することがありますし、空き家になった実家を維持するためには固定資産税がかかります。意外と他人事ではない税金の話。早めに知っておくことが大切です。資産運用元本保証されない資産運用には慎重さが必要ですが、いまは老後の年金を当てにできない時代。「ローリスクローリターンの投資ならしてみてもいいかも」と思っているなら、「株とは?」「投資信託とは?」といった基礎知識を学んでみるのもいいですね。不動産一般人が不動産を自分で鑑定したり、売買したりするケースはあまりないので、この部分の知識はそれほど役には立たないかもしれません。でも「田舎の実家を最終的にどうするかが悩み」というような場合は、基礎知識があったほうがいいかもしれません。社会人の必須知識!ファイナンシャルプランナーFP3級は「高校の必須科目にすればいいのに!」と思ってしまうほど、社会人として生きていくうえで必要な知識を学べる資格です。お金に強くなる第一歩として、身につけてみてはいかがですか?●ライター一番ヶ瀬絵梨子
2018年01月16日「保険料月1万円以下で豊かに暮らす」で保険コラムを書かせていただいていましたファイナンシャルプランナーの柳澤美由紀です。たくさんの方々からのご支援を受け、再び連載を担当させていただくことになりました。今回のテーマは「子育て」。塾や学費等の子どもに関するお金の情報や誰でもできるお金が貯めやすくなる習慣、無駄を省くシンプルな仕組み等。忙しいパパ、ママが気軽に読めて、ほんのり役に立つ、そんなお話をご紹介していけたらなぁ~と、思っています。貯め上手な人のお金の使い方はいたってシンプル私の母は私が中2のときに離婚して弟と私を連れて母子家庭になったのですが、お金の使い方がとても上手な人でした。私が大学に行きたがっているのを察して、月給17万円で遠方の私立大学に通えるだけの教育費を貯めてくれたのです。私も進路の面で多少は貢献しましたが(学費のかからない高校に進学したり、授業料の安い大学をみつけて受験したり……)、母が進学をさせるために貯める仕組みを作ってくれたことで、私の夢は叶ったのです。母が実践していたことは、いたってシンプルです。なぜなら、給料を「使う口座」と「貯める口座」に分けていた。それだけなのですから。使う口座に入れるお金は「10万円」と決めていて、残りの7万円と母子家庭がもらえる給付金等は貯める口座に入れていました。月10万円で暮らすために、福祉事務所に相談に行って、月1万8,000円の長屋を紹介してもらったのですから、たいしたものです。離婚の原因は父がギャンブルでつくった借金だったのですが、自分の境遇を嘆くこともなく、いつも鼻歌を歌っていました。のんきな人だなぁ~と、当時は思っていたのですが、大人になって、いろんな方々とお会いするようになって、母のやってきたことがお金を招き寄せる人の習慣だったことに気付いたのでした。余談ですが、母は2人の子どもを育て上げたあと、キャッシュでマンションを買っています。退職金がなければ買えなかったと言っていましたが、理想の終の棲家を見つけて、今、とても幸せそうに暮らしています。母の実践してきたことは次の3つです。明確な目的意識をもって使う大事に使えるものだけを買う予算を立てて大切に使うありきたりでビックリされたかもしれませんが、これが真実です。普通の会社員なのに40代で5,000万円以上の資産を築いた人々を見ても、まったく同じことをされていました。たとえば、会社の積立制度を利用して1億円を貯めた40代の女性は、なんと事務員です。積み立ての一部を投資商品で運用していたこともありますが、「会社をやめるときにみじめな想いをしたくない。いろんな選択肢を残しておきたかった」という目的のもと、日々の生活費を決めて、それ以外のお金はないものとしてコツコツ貯めていたそうです。お金を招き寄せる人は、常に目的意識を持って暮らしています。コンビニに入ったからスイーツを買わなくちゃ、とか、せっかく勧めてくれたのだから何かを買ってあげなくちゃ、等の惰性でお金を使うことはほとんどありません。飲み会に行っても、この人の話をもっと聞きたい等の明確な目的がないかぎり、お付き合いで二次会に行くことはありません。時間とお金の無駄遣いになることを知っているからです。モノに溢れているとお金は貯まらない大事に使えるものを買うのは、最もベーシックな支出コントロール術です。欲しいと思っていたバッグが予算よりも高かったとき、あきらめて安いバッグを買うか、お金を貯めてから買うかで、あなたのこれからの人生は変わります。しかたなく安いバッグを買った場合、不満足な気持ちが残るので違うバッグに目移りをしてしまいます。安いからという理由で乱暴に扱ってしまったり、違う浪費に走りやすくなるでしょう。一代で財を築いた人の日々の暮らしは、驚くほど質素なことが多いです。彼らは自分にとって価値あるものであれば、時間をかけてでもお金を貯めて買います。何百万円もする高価なものも必要だと思えばキャッシュで買ってしまいます。しかし、手元に置いておく価値がないものを家の中に入れることはありません。それがなくても暮らしていけることを知っているからです。自分にとって価値がある買い物なのか。何かを買うたびにそう問いかける習慣をつけることで浪費を防ぐことができます。予算を立てると、お金の大切さがわかってくる予算を立てることを窮屈に感じる人は多いようです。でも、本当に窮屈なのは、お金がなくなったときです。すべての財布・通帳をかき集めてもお金が残っていないのは心細く、情けなく、そして無力です。その点、予算の範囲で暮らすことは心とフトコロに余裕をもたらし、楽しんで取り組めるようになります。貯蓄の仕組みを作っておけば、想定外の出費があったとしても慌てずに払うことができるからです。また、予算を立てて袋分け等でやりくりをしていると、お金の大切さに感謝するようになります。「あといくら使えるか」を日々意識して暮らすことで衝動買いはなくなり、無駄な出費は少なくなります。お金との向き合い方をほんの少し変えるだけで、人生はみるみる豊かになります。お金のために生きるのをやめて、得た収入をどう活かすかを考えてみてはいかがですか。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年11月07日(株)東京スター銀行が行った「保険の見直しに関する意識調査」で、保険を「将来見直したい人」が 64.7%いる一方、一度見直した経験者(57.8%)でも、3 分の 2 が「(再び)見直したい」と回答した。これは、保険加入者(生命保険・医療保険・介護保険を保有)で子供のいる30~40代の男女 1,032人を対象に、11月4・5の両日実施したインターネット調査の結果という。また、見直したことがある人の過半数は保険会社で見直ししているが、複数会社の多彩な商品の中から吟味して選んだ人が少ないためか、見直し後も保険についての不安や不満は解消されていないとしている。保険料の毎月支払い総額は?4万円以上も24%だが月々の保険料支払い総額については、「4万円以上」の家庭が全体の24%と比較的多いものの、83.9%と、かなりの人が保険の内容についての詳細(特約の内容など)までは把握していない結果だったという。現在加入している保険の「不安や不満」を尋ねたところでは、1位:「保険料を安くしたい」(58.5%)2位:「必要な保障がきちんとカバーされているかどうか不安」(36.4%)3位:「自分ではカバーされていると思っている保障範囲が、本当は範囲外かもしれない」(26.7%)などと続き、漠然とした“保険の不安”が挙げられた。こうしたことから同社は、「保険料を安く抑えたいという意向がありながら、保険内容を完全には把握しておらず、保険に対する漠然とした不安を抱えていることが伺えた」としている。保険の見直しで浮いた分の使い道は、将来への貯蓄ちなみに、保険の見直しによる浮いたお金の使い道については、「子どもの教育資金など、将来のために貯蓄する」が72.0%で最も多く、「日々の生活の足しにする」(49.0%)などと続いた。具体的にどのような金融商品で貯蓄したいかの質問には、77.3%が普通預金・定期預金・積立預金などの「円預金」と回答、そして貯蓄についての相談先では、65.5%が「銀行」を挙げたという。なお今回の調査では、「保険の見直し」の際に、17.8%が「ファイナンシャルプランナー」、16.4%が「複数の保険会社の商品を比べられる保険代理店」を相談窓口にしていて、保険加入者が中立的なアドバイスを求めていることが伺えたとのことだ。また、全体の20.7%が「生命保険」を銀行で取り扱っていることを知っており、銀行で保険に加入できることの認知が広まりつつあるとみている。
2010年11月26日情報提供ポータルサイト『マネ活』を運営するIFAジャパンインシュアランス(株)は、30歳から59歳の男女600名(男女各300名)を対象とした「生命保険に関する調査」として、ネット上でのリサーチを8月31日からの1週間に行い、この結果を発表した。生命保険は「WEB」で調べ、「対面」で購入の傾向が生命保険について、「事前の情報収集」、「商品内容の比較」、「実際の購入場所」の3つについて、それぞれ「WEB」と「対面」どちらで行うかを尋ねたところ、「WEB」で行う割合が高かったのは「事前の情報収集」(45.8%)、「商品内容の比較」(43.0%)「対面」で行う割合が高かったのは「実際の購入場所(49.0%)」となり、『生命保険』について「WEB」で調べて、「対面」で購入という傾向がうかがえたという。加入・見直しに興味は3割超、高所得者ほど多く全回答者に、生命保険の加入・見直しに興味があるかを尋ねると、「興味がある」(ややあるを含む)と回答したのは35.5%と3割超という結果に。これを世帯年収別で比較すると、年収901万円以上の高収入層では「興味がある」が43.2%と全体よりも高くなっており、高収入層ほど「生命保険」の加入・見直しに対する関心を示したという。ネット上での専門家アドバイス活用に4割近くが期待また全回答者に、専門家(ファイナンシャルプランナーなど)のアドバイスをインターネットで活用したいかについて尋ねると、36.3%が「活用したい」(ややを含む)と回答、4割近くがネット上での専門家への相談に期待する結果だった。これを年代別で比較すると、50代では33.5%が「活用したくない」と回答し、高年齢層ではネット上での専門家への相談に抵抗感があるという結果だったとのこと。
2010年10月11日