幼稚園選びは何を重視する?3年間の自由保育で息子の成長は
・コミュニケーション能力が伸びる
自由な時間の中では、ものの貸し借りや順番、遊びのルールを守ることを子ども同士だけでのやりとりをする機会が多くあります。その結果、ぶつかることも多くなりがち。
息子は年少の頃、毎日ケンカをする犬猿の仲!?の友達がいました。取っ組み合いになることもあり、少し心配でしたが、先生の話を聞くと「やりたいことが似ているから」ということがわかりました。
年中くらいからはお互いに上手に気持ちを伝えたり妥協することを知り、年長では見ていて微笑ましいほど、息がぴったりと合うように。
また異年齢で関わる時間も多くあり、年上の遊びをマネしたり、優しくしてもらう経験、いじわるされる経験も。年長になると、年下の子には優しくしようという気持ちが芽生えました。
うまくいかないことがたくさんある中で、子どもたち自身がどうしたらいいか考え、行動し仲直りしていく。
小学校よりも先生の目が行き届いている幼児期のうちにそのような経験できる点がよいと感じました。
・自分で選んで行動する力がつく
自由な時間な中で遊びを見つけるのは子ども自身。指示待ちの子が増えている中で、「自分で選択する力」はとても大切です。息子のようにマイペースなタイプの子は、自分の選んだ遊びにじっくり取り組めるのが楽しくて仕方ないという様子でした。逆に、自発的に行動するのが苦手なタイプの子どもであっても、毎日の生活の中で「自分で選択する力」を身につけていけるのではないかと思います。
たくさんの成長を感じた3年間
息子の幼稚園での3年間、毎日の自由遊びの中で、たくさんの成長がありました。小学校、中学校、高校、その先への土台になっていくことと思います。
もちろん一斉保育型の園にもよさがありますし、合っている子もいると思います。
一斉保育、自由保育のどちらもバランスよく行っている園もあります。
わが子のタイプや家庭状況にあった園を探してみてくださいね。
<文・写真:ライターnicoai>