パパに子どもを託すのはヒヤヒヤ…ひとり時間確保のための工夫
最近、時間は短いながらも子育てへの参加意欲がめざましいわが夫。おかげで5歳の息子と1歳の娘をパパに預けて、昼間の美容院や、深夜映画などでひとり時間をかみしめることもできるようになりました。ただ、預けるにもそれなりに準備が必要です。
今回は、気になる隣の子育て事情をリサーチ。まわりの友達に「パパに子どもを預けるときの準備や工夫」を聞いてみました。
ひとり時間の過ごし方
周囲のママの「ひとり時間の過ごし方」でダントツだったのが、2~3時間で美容院。次は3~4時間で友達とランチや買い物。
その他は半日ぐらいで仕事だったり、夕方以降からの飲み会だったり。
2日程度の旅行という人も。
あとは、育児疲れか体調を崩してしまって、どうにも動けなくなってしまったというものまで、ママの事情はさまざまでした。
パパへの預るときの準備や工夫は?
パパに預けるときに、準備することや工夫していることを、【食事】【家事】【子ども】に分けて聞きました。
【食事編】
・料理がまったくできないので、夫のものと子どものものとそれぞれ作っておく(長女1歳)
・そもそも食事時間にかぶらないようにでかける(長男0歳)
・夫の実家に子どもを連れて遊びに行ってもらい、義母に作ってもらう(長男9歳、長女5歳)
【家事編】
・基本、子どもを見ることでキャパシティがいっぱいになってしまうので、ほかの家事はお願いしない(長女0歳)
・食器を洗ったり、掃除や洗濯をしてくれるが、やり方が気になる…。でも決して文句を言わないようにしている(長男5歳、長女1歳)
【子ども編】
・今、何が好きでどんなオモチャでよく遊ぶのかや、気をつけることを事前に伝える(長女1歳)
・着換え、オヤツ、飲み物などのお出かけセットは一式バッグに入れて玄関にスタンバイしておく(長女10歳、長男5歳)
・小さいのでどれくらい理解できているかは分からないけれど、事前にママがお出かけすることを子ども自身に言い聞かせている(長男0歳)
ママが頭を抱えたくなることも…
ママが事前に準備をしていても、自分が食べたいラーメン屋さんに子どもが食べられるものがあるかを気にせず、「どうにかなるから大丈夫!」と行ってしまうパパや、まだ子どもと2人だけでの外食自体したことがないママの知らない間に、子どもと2人だけの外食に挑戦して洋食屋に入ってみて、ハチャメチャになって帰ってきたガッツのあるパパもいたり。
食洗器に入れてはいけないお気に入り食器を洗われてしまい、思わず声を上げてしまったり、乾いてシワシワの洗濯物を見て、文句のひとつも出そうになってしまったり…とママはさまざまな想いを飲み込んでいる様子。
事前に細かく準備をしたにもかかわらず、薄着で出かけて風邪をひかせてしまったり、日焼けを気にして、こまかく日焼け止めを塗っていたのに、パパはノーガードでお出かけをし、帰ってきたときには二人ともこんがり…など楽しい時間と引き換えにママのため息も聞こえてきます。
パパに預けるのはヒヤヒヤの連続だけど
わが家の場合も、事前準備が大変なので、もし預けられるのなら義母や実母に預けたほうが格段にラク。
ですが、やっぱり気兼ねなく預けられるのは夫なのです。
ひとり時間のリフレッシュと引き換えに、家を出るまではヒヤヒヤの連続なので、出かけない方がいいのではとも思いますが、無理やりでも育児参加させたい気持ちもあるのでお願いするようにしています。
夫の甘やかし攻撃で、私が帰った時に子どもがいつもよりわがままになったりすることもあるけど、楽しく過ごしてた証拠と思って、怒らないように気をつけています。
まわりのママ達に預けることの大変さや気持ちを聞いてみると、一つひとつのエピソードにわかる!と共感の嵐でした。
子どもたちが大きくなり、どんどん自分ひとりで世界を広げていって、気づけばひとり時間の方が多いとなる日が今はまだ想像できませんが、そんな日がきたら夫と優雅にランチでもしながら、今のこの大変さを一緒に分かち合いたいなと思っています。
<文・写真:ライター水玉445>