赤ちゃんこそ保湿が大事。乳児からのケアが将来の肌への投資になる
ティッシュがピトッと張りつくくらいが目安!でも、ティッシュやタオルでふき取る必要はありません。
小学校高学年までは、きちんとスキンケアを
早いうちに始めるのがいいのはわかったけれど、じゃあいつまでやるの?というと、表皮が形成されても、しばらくは皮膚を乾燥や刺激から守る働きを持つ皮脂を分泌する皮脂腺が未熟な状態にあります。そのため、小さな刺激でもトラブルにつながる可能性があります。
その皮脂腺が成熟するのは思春期頃。小学校高学年くらいまでは、きちんとしたスキンケアを親が心がけることが必要だといえます。
声をかけながら、親子コミュニケーション!
保湿のために乳液やオイルを塗ろうと思っても、動きの少ない赤ちゃん期はいいのですが、動きたくて仕方のない時期は、じっとはしてくれないかもしれません。そんなときは、音楽にあわせて、親子のスキンシップの時間で塗りあいっこをするなど、遊びを取り入れて楽しい雰囲気で親が子どもに塗ってあげるといいですね。
体に触れる際には、必ず声掛けをして下さい。大人も裸の肌をいきなりさらわれたら、びっくりしますよね。言葉を発しない赤ちゃんとの間でも、「お洋服脱ごうか」「マッサージするよ~!」などとまずは最初に声をかけてから触れること、触れながらも「気持ちいいねぇ」「つるつるになったね!」など、スキンケアタイムは親子のコミュニケーションタイムだと思って、たくさんお話をしてください。
ついでにママもぴちぴち赤ちゃん肌に!
ベビーマッサージでたくさんのママと接していると、「出産前にはなかった手荒れや肌荒れがひどい」という悩みをよく聞きます。
出産や授乳で、身体の状態に変化があり、うるおいがなくなりやすい上に、赤ちゃんのお世話をするのに手を洗ったり、消毒する回数も増えているはず。だけど、子どものことに手一杯で自分のケアまで気がまわらない…。
だから気がつけば、手はガサガサ、かかともぱっくり割れてしまっているという状態になりがちですよね。
ゆっくりパックをしたりする気持ちの余裕も、時間の余裕もないのは分かりますが、放ったらかしはやはりNG。そんなときは「ついでのケア」がおすすめです。
赤ちゃんに使える保湿剤は、大人が顔にも全身にも使えるものばかりです。赤ちゃんや子どものケアをするついでに、保湿剤をたっぷりと手にとって、自分の肌に与えましょう。ママが気持ちよくリラックスしていると、それが赤ちゃんにも伝わりますよ。