ちょっと待ってて→今行くよ、子どもへの言い方を変えたらイイことづくめに
早く帰れたあかつきには、親子2人で大喜び!達成感もあって、笑顔のひとときになりました。
いきなりよりも、少し前から始める「準備をしてね」
食事の用意ができて、娘にかける言葉は「ごはんができたよ」。
ごはんの準備をしている間、娘は遊んでいたり、テレビを見たりしています。できてから声をかけても、返ってくるのは「今遊んでるの!」という言葉。すぐに食事をしてくれることはめったにありませんでした。
これもよく考えてみれば、突然こちらの都合を押しつけているのですから、その反応は当然のこと。大人でも突然やれと言われたら困ります。
では、どうしたら困らないか、自分ならどう言われたらすぐに行動できるかを考えて、こんなふうに声をかけました。
「もうすぐごはんだから、準備をしてね」。少し前の段階から声をかけるように変えてみたのです。
さすがに、これだけで毎回成功!とはいきませんでしたが、反応は変わりました。何度か声をかけて、最後の仕上げで「ごはんができたよ」と言うことで、食べ始めるまでの時間が、これまでよりぐっと短くなったのです。「子どもが自分なりの準備をするための時間をあげる」ということの大事さを実感しました。
考え方を変えたら、言葉が変わった!
普段何気なく使っている言葉を変えるだけで、これだけ効果があるとは驚きでした。きっと大事なのは、子どもを変えることに必死になるのではなく、親の方が考え方を変えて働きかけること。ぜひ一度お試しください。
<文・写真:ライター幸森陽子>
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